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シャープ、タイのスーパーに太陽光発電システムを設置。温室効果ガス削減に貢献

 シャープは、タイ王国の大手スーパーマーケットチェーンの店舗や倉庫など計16カ所に、同社の屋根置き太陽光発電システムを設置することを発表した。2017年7月に着工し、同年12月より順次運転を開始。2018年度末までに稼働を予定している。

完成予想図

 設置は、タイ王国の大手スーパーマーケットチェーン「Big C(ビッグシー)」の店舗や倉庫の屋根など計16カ所(計約16MW-dc)。同国の発電事業者であるImpact Solar Limitedより受注があり、6月22日に、同社と契約締結式が開かれた。

 今回、約16MW-dcの太陽電池モジュールを設置することで、年間予測発電量は約21,675MWhに及ぶという。温室効果ガスの排出量削減は、約6,913tCO2/年になる見込みとしている。

 なお今回の設置は、日本の環境省が実施する「二国間クレジット制度資金支援事業のうち設備補助事業」の採択を受けて推進。タイ王国では経済成長に伴いエネルギー消費量が拡大しているが、その需要を賄うエネルギー源において石油や天然ガスの占める割合が高く、エネルギー源の多様化や環境への負荷軽減が課題となっているという。

 今後はさらに、11カ所(計約11MW-dc)への設置も計画。合計27カ所の店舗や倉庫において、電力購入量の削減に貢献する予定としている。