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コロナ、毎日の灯油使用量を「見える化」した寒冷地向けFF式石油暖房機

 コロナは、寒冷地向けFF式石油暖房機の2017年モデルを8月上旬に発売する。価格は、フラッグシップモデル「アグレシオ FF-AG6817H」が22万円、「スペースネオ FF-SG6817K」が19万8,000円(いずれも税抜)。

「アグレシオ FF-AG6817H」(左)と「スペースネオ FF-SG6817K」。カラーはいずれもロイヤルホワイト(左)とウッディゴールドを展開

 暖房出力6.78〜1.98kWの寒冷地向け石油暖房機器。新モデルには、灯油の使用量と表示と音声で知らせる「ecoガイド」を搭載した。「今日の灯油使用量」のほか「昨日の灯油使用量」「積算の灯油使用量」が表示され、灯油の節約に役立つという。

 またユーザーが行なった操作を文字と音声で知らせる「ボイスクリアビュー機能」を搭載。例えば、「ecoボタン」を押すと「eco運転中」の字が点灯し、「エコ運転をセットしました」と音声で知らせる。なお音声ガイドの種類は15種類。

 運転状況を知らせる文字表示は、白い大きな文字の大型蛍光表示管を採用。窓際の明るい太陽光の下や暗がりでも見やすく、設定や運転状況が鮮明に確認できるという。また操作部は、立ったままでも座っていても操作しやすい位置に設定している。

 新機能として、10年バックアップタイマーを搭載。オフシーズンなど電源コンセントを抜いても10年間、現在時刻や設定温度などを記憶しているため、ストーブを使い始める際に、時刻などの再設定が不要となっている。

 電気式サポートヒーターを搭載し、床暖房運転を行なう「スペースネオ<床暖房機能付き> UH-FSG7017K」も同時発売する。価格は27万8,000円(税抜)。

 床暖房機能付きの運転バリエーションは3種類。「床暖房運転(ストーブ排熱利用)」では、サポートヒーターは運転せず、屋外に捨てていたストーブの排熱を再利用するため、エコな床暖房運転を実現する。

 また「スマート床暖」は2パターン。上記のストーブ排熱とサポートヒーターを併用することで、運転開始時の床温を素早く立ち上げつつ、ecoセーブ中(ストーブ消火中)でも床温を快適に保つという。一方、「スマート床暖」のサポートヒーター単独パターンは、ecoモード運転のセーブ中(消火中)や、春先、秋口までストーブを使わない時期でも、床暖房のみの運転が可能。

 「アグレシオ FF-AG6817H」の本体サイズは、802×284×548(幅×奥行き×高さ)で、重さは25kg。適用畳数は18〜28畳。運転音は38/24(強/弱)。消費電力は860/860W〜12/13W(50/60Hz)。燃料消費量は0.757~0.22L/h。待機時消費電力は1W。

 「スペースネオ FF-SG6817K」の本体サイズは、696×337×600(同)で、重さは23kg。適用畳数は18〜28畳。運転音は38/25(強/弱)。消費電力は860/860W〜12/13W(50/60Hz)。燃料消費量は0.766~0.22L/h。待機時消費電力は1W。