特別企画

会話のネタや息抜きに! 2016年版 編集部が選んだおもしろ手帳

 今年も残すところあと2カ月。来年の手帳は用意されただろうか。文具店や雑貨店に並ぶ手帳は、ビジネス向けから工夫のあるものまでさまざま。今回は、仕事中の息抜きや会話のネタになりそうな、ひと味変わった手帳をご紹介しよう。

デジタルとの併用に最適! マンスリーとウィークリーを同時に見れる「Pat-mi」 by 阿部 夏子

 基本的なスケジュールはスマートフォンやパソコンなど、デジタルで管理しているが、年間を通してのスケジュールは、紙の手帳の方が管理しやすい。そこで、購入したのが、コクヨの「Pat-mi(パットミ―)」という手帳だ。実勢価格は5,400円。

 1カ月1冊、12冊から成るPat-miは、ウィークリーとマンスリーのスケジュールを同時に確認できる点が特徴。ウィークリーは時間軸で書き込めるバーチカルタイプなので、ビジネスシーンでも充分役立つ。1冊ずつ持ち歩けるように、専用のホルダーが付属しているのも気が利いている。ホルダーは、固めの素材で立ったまま書き込むのにも向く。

 これまでにない使い方に最初は戸惑ったが、一度使い始めるとクセになりそう。新しモノ好きな人にお勧めの一冊だ。

1カ月1冊、12冊からなるコクヨの「Pat-mi 2016」
1冊分を持ち歩くための専用ホルダー。薄くて、かさばらないので、持ち歩きにも便利
ウィークリーのスケジュールを上部で、マンスリーのスケジュールを下部で同時に確認できる

コクヨS&T
http://www.kokuyo-st.co.jp/
製品情報
http://www.kokuyo-st.co.jp/stationery/patmi_diary/

世界の絶景に感動! 旅に出たくなる「絶景手帳」by 西村 夢音

 「絶景手帳」は、世界12箇所の絶景を紹介する手帳。ボリビア・ウユニ塩湖やギリシャ・サントリーニ島など、息をのむような美しい写真で構成されている。実勢価格は2,592円(税込)。

 手帳機能は、マンスリーとウィークリーがメインの一般的な仕様。ページ後半に、絶景スポットの詳細やオススメシーズン、旅費の目安などが掲載されている。

 仕事に疲れたときに絶景に癒されるも良し、具体的な旅行プランを考えて仕事のモチベーションを上げるのにもオススメだ。

PAS-POL「絶景手帳 2016」
ギリシャ・サントリーニ島。息をのむような絶景に癒される
オススメシーズンや旅費の目安など詳細も掲載されている

PAS-POL
http://pas-pol.jp/
製品情報
http://pas-pol.jp/product/zekkei-techou2016/

1年間飽きさせない、歴史雑学が豊富な「歴史手帳」 by 河原塚 英信

 刊行されて60年を超える歴史を誇る手帳。週間ページには、その週に執り行なわれる全国の伝統的な祭事が記されている。また後半の計166ページには、日本史と世界史の年表や、歴代天皇、歴代将軍の名前を記載。実勢価格は972円。

 さながら、中学高校時代にお世話になった歴史用語集のような雰囲気だが、手帳としての機能も十分。特に週間カレンダーは、左ページに日程表が配置され、右ページには自由に記述できるメモ欄が設けられている(その週に行なわれる祭事が多いと、メモ欄のスペースは圧縮されてしまうが……)。

 学生時代、どの教科書よりも歴史年表や用語集が大好きだった筆者には、時々取り出して適当なページを読むだけでも楽しい。これなら、手帳を使い続けられないという人にも、歴史好きな人なら1年間を通して活用できそうだ。

吉川弘文館「歴史手帳 2016年版」
週別カレンダーの右下には、その週にある全国の祭事が一覧できる
世界史と日本史が対比できる年表ページ
神社建築の様式や、仏像や鎧兜の部分名称のページなどが学べるページが豊富

吉川弘文館
http://www.yoshikawa-k.co.jp/
製品情報
http://www.yoshikawa-k.co.jp/book/b209208.html

3年間を振り返られる「3年運用ダイアリー」by 西村 夢音

 1年前の今日、何をしていただろう? ぼんやり思い出せても、具体的な日にちまではわからない。「3年運用ダイアリー」は、スケジュールを3年分まとめて確認でき、1年前の同じ日を振り返られる手帳だ。実勢価格は2,484円。

 月間ページでは毎日あったことをザックリ振り返られ、週間ページではより具体的に書き込める。2016年/2017年/2018年の3年分が用意されており、書き込むほどに予定が埋まっていき、振り返るのが楽しくなるだろう。

 その日にあったことを振り返る以外にも、長期的なビジネスアーカイブや、子どもの成長記録をつけるなど、さまざまな使い方ができる。

ARTEMIS「3年運用ダイアリー」
2016年/2017年/2018年の3年間を振り返られる。月間ページ
週間ページではより具体的に書き込める

ARTEMIS
http://www.artemisjp.com/index.html
製品情報
http://item.rakuten.co.jp/artemis-zakka/c/0000000610/

ページを横へ伸ばしながら書き込める“ジャバラ”型の「Creator's DIARY」by 河原塚 英信

 1年間のスケジュールがザザァ~っと、横方向に展開させながら書き込める蛇腹型の手帳。巻物をノートのように折り畳んだ、と言った方が分かりやすいかも。上半分には、日々の予定を書き込め、下半分にはもっと長い期間で俯瞰して見るスケジュールが立てられるというレイアウトだ。実勢価格は3,024円。

 この手帳、メリットもデメリットも蛇腹型だということ。前述の通り、蛇腹のレイアウトは、日々の細かい予定と、さらに長い期間で進む日程を同時に把握しやすい。だが、蛇腹であるがために、机の上でないと開きづらい。歩きながらでも開けるが、万が一に歩きながら手帳を開いている時に手をすべらせたら、道端に一年分のスケジュールをぶち撒けることになってしまう。

 ということで、デスクワークをメインにしている方にお薦めしたい。個人的には、デスク用と外出用に分けるという方法もあるなと思う。

D-BROS「Creator's DIARY」
1年を通したスケジュールが立てやすい、蛇腹型の手帳。表がスケジュール管理がしやすいカレンダー入り。裏側はメモ帳として活用できる
一般的な手帳と同じように、ページ(折り目)をめくりながら書き込んでいくこともできる

D-BROS
http://db-shop.jp/
製品情報
http://db-shop.jp/products/list.php?category_id=39