やじうまミニレビュー

普通の菜箸に機能をプラス! 「菜箸アクセサリー 3種セット」

やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです
mottainice 菜箸アクセサリー 3種セット

 菜箸を使って料理をしていると、調味料を投入したり、食材を混ぜたりする際などのこまごまとした作業に、もどかしさを感じることがある。今回ご紹介するのは、そんな不満を解消できるアイテム「菜箸アクセサリー 3種セット」である。

メーカー貝印
製品名mottainice 菜箸アクセサリー 3種セット FE-0017
購入場所Amazon.co.jp
購入価格630円

菜箸がスパチュラや刷毛に早変わり

 「菜箸アクセサリー 3種セット」とは、スパチュラヘッド、スプーンヘッド、塗り刷毛ヘッドの3点がセットになっており、好きな菜箸に取り付けることで、菜箸を柄の長いスプーンやスパチュラにもできるという製品なのだ。

 シリコンゴム製で適度な弾力があるうえ、スパチュラヘッドは80×24×12.5mm(幅×奥行き×高さ)、スプーンヘッドは77×22×13mm(同)、塗り刷毛ヘッドは61×18×13mm(同)とコンパクトなため、小回りが利きやすい。耐熱温度も200℃と熱に強いため、食器洗い機や食器乾燥機も使える。

 使うときは、直径もしくは1辺が6.5~7.5mmの菜箸の頭にねじ込むだけ。使い始めこそ、その重さがやや気になるものの、使っていくうちにちょくちょく助けられる。

左からスプーンヘッド、スパチュラヘッド、塗り刷毛ヘッド
6.5~7.5mmの菜箸が入るようになっている
菜箸に装着した状態。せっかくなので、もう1種類何かあるといいかも!?
竹の菜箸で同様の機能がある例。一体型のためしっかりしているが、菜箸が決まってしまうという欠点も

作業がスムーズにできる「スプーンヘッド」

 調理中、かなりの頻度で必要になるのがスプーンだ。菜箸に「スプーンヘッド」をとりつけておくと、回転させるだけですぐ盛りつけに対応できるようになる。非常に些細なことなのだが、これが結構いい。手が止まらないし、調理器具として違和感がないのだ。柄が長いので深めの容器からすくい出すのにも重宝する。

通常は普通の菜箸だが……
くるりと向きを変えればスプーンに早変わり!
作業がスムーズにできる

かき集めるのならおまかせ! の「スプーンヘッド」

 なかなかその代わりを見つけにくいのが「スパチュラヘッド」。我が家では、写真のようにミル容器の底に残ったごまを綺麗に集めたり、瓶底のジャムをくまなく集めて、そのままパンに塗ったりと、何かと出番が多い。

 シリコン製ゆえの柔らかさと、先端が尖っているおかげで、角にたまった食材もかき集めやすいところも気に入っている。

小回りの利く「スパチュラヘッド」は、食材を隅々からかき集めるのに非常に重宝する
軟らかいものならナイフ代わりにも使える

手入れが楽な「塗り刷毛ヘッド」

少量の油を広げる時などに便利な「塗り刷毛ヘッド」

 出番はさほど多くないかもしれないが、それゆえ必要になったとき、なくて困るのが刷毛類だ。油をちょっとだけ塗りたいが、大きな刷毛しかないというとき、塗る量より刷毛が吸い込んでしまう量のほうが多いのではないか? と思ったことはないだろうか。

 そんな悩みを解消するのが「塗り刷毛ヘッド」なのだ。小さいのでフライパンに流し込んだ油は面倒かと思いきや、ささっと手早く全体にのばせるし、網に油を塗布したり、餃子や春巻きの皮に水をつけたり、お菓子にちょっとデコレーションしたりと、ちょっと何かを塗りたいときにとても便利。

 3つの中では、シリコンゴムであるメリットがもっとも顕著といえるのも「塗り刷毛ヘッド」かもしれない。通常の刷毛は、使ったあとのケアが不十分だと、取りきれなかった汚れのせいでブラシ自体が変質したり、異臭がして使えなくなることもある。その点、シリコンゴム製なら洗浄も楽で乾きも早い。天然素材の刷毛ほどの繊細さはないが、手入れがしやすく繰り返し使いやすいのだ。

1セットあると助けられること間違いなし

 「菜箸アクセサリー 3種セット」が必要になる場面を考えてみると、いずれも食材を、無駄なく、残さず、綺麗に使いたいという気持ちが生じるシーン。「菜箸アクセサリー 3種セット」には「mottainice(モッタイナイス)」という名前がついているが、まさにそんな気持ちをうまくくみ取ってくれるアイテムと言えるだろう。

 着脱式ゆえに、作る料理にあわせて菜箸をカスタマイズできるところも魅力。これまで普通の菜箸を使って苦労していた方は、1セット導入してみることをお勧めしたい。

すずまり