やじうまミニレビュー
モレスキン「リーディングコレクションブックライト」
モレスキン「リーディングコレクションブックライト」 |
長期休暇の季節がやってきた。旅支度をする際に、カメラや携帯電話と一緒に、欠かさずバッグに放り込むものと言えば、本だ。場所を問わず、電源も要らずに楽しめる本は、旅先では貴重な相方だ。
とはいえ、紙の本は暗い所では読めない。移動中や夜寝る前に、手軽に使える読書灯があればいいのになぁ……と常々思っていた。そこで今回は、超軽量の読書灯をご紹介したい。
メーカー | モレスキン |
製品名 | リーディングコレクションブックライト |
希望小売価格 | 2,500円 |
購入場所 | 楽天市場 |
購入価格 | 2,625円 |
モレスキンの「リーディングコレクションブックライト(以下、ブックライト)」は、本のしおりとしても使える、軽量のLEDライトだ。本体にはLEDライトを内蔵し、本体を本に挟んで折り曲げることで、読書灯として、また本のしおりとして使えるのだ。
モレスキンとは、イタリアのモレスキン社が販売する文具ブランドで、手帳やノートブックが有名だ。老舗文具ブランドのLEDライトということで関心を引かれ、さっそく購入した。
ブックライトの製品パッケージに書かれている説明はとても簡潔だ。このライトがUSBで充電できるものであることと、UEBに接続すると青いLEDライトが点灯することなどに触れてあるだけで、使い方などには細かく触れられていない。
製品パッケージ | パッケージ裏の説明書きは簡潔だ |
ブックライトの本体サイズは、180×38×115mm(長さ×幅×厚さ)で、重さは40g。バッグに入れても気にならないほど軽い。横から見ると、紙のしおりほどではないが、ライトとしてはかなり薄いのがわかる。
本体素材はプラスチックで、手触りはすべすべ。本体は柔らかく、好きな方向に、簡単に折り曲げることができる。
本体は、LEDを内蔵したパネル部分と、本のページを挟むために枝分かれしている部分から成る。この枝分かれしている部分を本に挟んで折り曲げることで、ブックライトやしおりとして使うことができるのだ。
本体は、LEDを内蔵した四角いパネル部分と、本のページを挟む枝分かれした部分から成る | ブックライトは柔らかいプラスチック製で、すべすべした手触りだ | 本体は薄く、本に挟んでしおりとして使える |
本体下部の枝分かれした部分で本のページを挟むことができる | 本体は柔らかく、簡単に折り曲げることができる |
ブックライトを本にまるごと挟んで、しおりにすることもできる | ブックライトを本に挟む |
パネル部には、LEDライトが2灯内蔵されている。LEDライトは、裏面のON/OFFボタンで、点灯/消灯が可能だ。
パネルにはLEDライトが2灯内蔵されている | 裏面のON/OFFマークを押せば、点灯/消灯が可能 |
■実際に旅先で使用してみた
ということで、実際に夜行バスの薄暗い車内で使ってみた。
LEDライトを本に挟み、点灯させると、ライトの明かりが紙面をまんべんなく照らす。明るさは、文庫本を見開きで照らすには十分だ。文字も、ページの隅まではっきり認識できた。
夜行バスの薄暗い車内にて | 念のため、使用したのは消灯後でなく、薄暗い消灯前 |
バスや飛行機などで、読書用のライトを使用する際には、しっかりした明るさが得られることに加えて、周りの人に迷惑をかけないことも大切だ。その点、このブックライトは、本を読むのには十分な明るさを備えながらも、通路を挟んで座っていたほかの友人からは気にならないなど、光の指向性が強い。
もし、どうしても周囲への光の広がりが気になる時には、ライトを紙面に近づけて使用することもできる。LEDライトは熱くならないため、安心して紙に近づけられるのだ。LEDライトの向きを自在に変えることで、狭い空間でも極力周りに配慮できる。
文庫本だと、見開きで文字が認識できる | 周囲への光の広がりが気になる時は、ライトを紙面に近づけて使用した |
旅行用の荷物と一緒に持ち歩いてもかさばらず、使う際にはさっと取り出せる。バッグの中の荷物を捜索する際にも使えたので、旅先ではとても重宝する存在だった。
■ネックとなるのは、充電にかかる時間
LEDライトの充電は、USBポートから行なう。ブックライト本体の枝分かれした先がUSB端子となっており、直接USBポートに差し込んで充電ができるしくみだ。USB端子部分をUSBポートに差し込むと、青いLEDライトが点灯し、充電がはじまる。
ブックライト本体の枝分かれした先がUSB端子となっている | 直接USBポートに差し込んで充電する |
USBポートに差し込むと、青いLEDライトが点灯する | 充電中のようす |
ただし、8時間フルに充電して、点灯できる時間は2時間だ。2時間を過ぎたとたんに、ライトが消えてしまうわけではなく、その後は、ライトはじわじわと光が弱まっていくのだが、8時間充電で2時間点灯というのは、どうも割に合わない感じがする。少なくとも身軽な旅の場合は、旅先で何度もUSBポートに差し込む機会は少ないからだ。ノートパソコンを持ち歩く出張の際ならば、そんな不便さは感じないかもしれない。
とはいえ、1泊2日程度の旅行なら、充電も要らずに十分役に立ってくれた。普段の生活の中でも、本のしおりとして使ったり、暗い場所で読書灯として使える。手帳や本、携帯電話などと一緒に毎日持ち歩くアイテムとなった。
枕元でスタンド代わりに使うこともできる |
使っているうちに、いろんな使い方ができることにも気づいた。私の場合、ブックライトの枝分かれした部分を曲げて、枕元でスタンド代わりに使ったり、暗い場所で取材する際に、ノートに挟んで、手元でメモをとる時に使ったりした。ブックライトの製品パッケージには、最低限の説明しか記載されていないが、使う人によってまさに“柔軟に”使えるのが、面白いところだ。
移動先でも、日常の中でも、手軽に明るさが得られるので、持ち運びしやすいブックライトを探している方にはオススメの製品。読書の時間を大切にしている方にはぜひ、手に取ってみていただきたい。
2011年 7月 13日 00:00
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