やじうまミニレビュー
無印良品「重ねて増やせるダストボックス」
無印良品「重ねて増やせるダストボックス 3段セット」 |
今や、どこのうちに行ってもゴミ箱が複数あるのは当たり前だ。分別の仕方は違うにしても、空き缶、ペットボトル、燃えるゴミ、ビンなど少なくとも3つ以上のゴミ箱がないと分別しきれない。実際、ホームセンターなどには様々な分別用グッズが並び、このコーナーでも過去にいくつかの製品を紹介してきたが、今回は無印良品の「重ねて増やせるダストボックス 3段セット」を紹介しよう。
メーカー | 無印良品 |
製品名 | 重ねて増やせるダストボックス 3段セット |
販売価格 | 5,000円 |
購入場所 | 無印良品ネットストア |
重ねて増やせるダストボックスの特徴を一言でいうと、とにかくスリムであるということ。奥行きはわずか、25cmでこれまで私が使ってきたどのゴミ箱よりも薄い。本体は、3つのゴミ箱が縦に重なっていて、高さは100cm以上、幅は約40cmとなっている。
今回は3段タイプを購入したが、1段タイプ、2段タイプも別に販売されている。用途に応じて「重ねて増やせる」というのもこの製品の特徴だ。なお、増やせるのは3段までとなっている。
ゴミ箱と一口にいっても上が空いているものや、フタが付いているもの、様々な形状のものがあるが、重ねて増やせるダストボックスはその中でもちょっと珍しい引き出し式。横から引き出すようにして使うスタイルで、取っ手を持っている間だけ開いており、手を離すとそのまま閉まるようになっている。
ゴミを捨てる時はボックス上部に設けられている取っ手を手前に引き出すようにする | 奥行きがないので、開口部はあまり広くない |
本体は、取り出してすぐ使えるように、あらかじめ組み立てた状態で届く。使用前にまず、転倒防止用のフックを本体底面にセットする。転倒防止用のフックは、本体の前にせり出すように配置するもので、本体が前方に倒れるのを防止するのだ。
パッケージ | 本体は組み立て済の状態で届く | 本体側面。奥行きはわずか25cmだ |
使用前に転倒防止用フックを設置する | 底面にフックをはめ込むようにして設置 | 設置後の状態。本体が手前に倒れてきそうになっても、フックがあるので安心 |
さて、実際に使ってみると想像以上に良い。まずは、設置面積が小さいのでキッチンを広く使えるという点。これまで分別用ゴミ箱を設置していたスペースの半分で収まってしまった。奥行きがない分、高さがあるが、大人の目線からいうと、高さがある方が使いやすい。
キッチンに設置したところ | これまで使っていた分別用ゴミ箱(手前)に比べると本体が圧倒的に薄い |
生活感がなくゴミ箱っぽくないデザインも気に入っている。白一色という本体カラーと、手前に引き出すその使用方法で、見た目はゴミ箱というよりもキャビネットのようだ。
奥行きがないスリムな本体のため、使い勝手はどうかな――と心配していたが、今のところなんの不都合も感じていない。3つあるゴミ箱の容量は各ボックス20Lなので、2人暮らしなら充分な量。1つのボックスに潰したビールの缶15個くらいは余裕で入る。20Lという容量は、スーパーでもらうレジ袋がぴったりと収まるサイズ。
取っ手を持って、ちょっと上に持ち上げるようにして、手前に引っ張れば簡単に本体から外すことができるので、ゴミ捨ても、袋をセットするのもスムーズに行なえる。
各ボックスの容量は20L。スーパーのレジ袋がすっぽりと収まるサイズだ | 各ボックスは簡単に取り外しできる。ゴミを捨てるときもスムーズに作業が行なえる |
また、転倒防止用のフックが大活躍している。本体は、手前に引き出して使うスタイルのため、ちょと力を入れると本体がぐらつくことがある。それでも、フックがあるおかげで倒れたことは一度もない。
あえて、不満をいうとすると、汚れが目立ちやすいという点だろうか。我が家の場合、キッチンに設置しているということもあり、調理中に飛んだ油や、食材が付いてしまう。本体が白いため、それがかなり目立つのだ。まぁ、拭き取ればすぐに落ちる軽い汚れなので、気になる人はマメに掃除をするか、設置場所をキッチンではなくて、ほかの場所にするというのも手だ。
白い本体は、ちょっとした汚れも目立つ |
サイズの大きな分別用ゴミ箱はキッチンに置くのが定番だったが、重ねて増やせるダストボックスなら、コンパクトで置く場所を選ばず、ゴミ箱とは思えない無機質なデザインなので、リビングに置いてもよさそうだ。単なるゴミ箱としてだけでなく、ちょっとした収納としても使えるので、買うなら高さを活かした3段タイプがお勧めだ。
2011年 2月 25日 00:00
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