やじうまミニレビュー
米とぎの手順を1台でこなせる、1~2合用の洗米器
by 片岡 義明(2014/8/21 07:00)
美味しいご飯を食べるのに欠かせないのが、正しい米とぎだ。この米とぎを簡単に行なえるのが曙産業の「米とぎ侍」だ。キリッとした目つきの顔に加えて、「ちょんまげ」のような取っ手部分がユニークなこの製品を使えば、米を手早く簡単にとぐことができる。
一般的に炊飯器で米を炊く場合は、(1)計量カップで米の分量を量る、(2)ボウルで米をとぐ、(3)水を切るという3つのプロセスをこなさなければならないが、「米とぎ侍」を使えばこれらの行程を1台で済ませられる。
メーカー名 | 曙産業 |
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製品名 | 米とぎ侍 |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 1,077円 |
本体のサイズは112×111×166mm(幅×奥行き×高さ)で、材質は耐熱温度120度のポリプロピレンを採用。本体のカラーは、赤、黄、青の3色から選択できる。上部のフタは、すべて“侍”の顔が描かれている。今回は、赤の米とぎ侍を選んだ。
このフタには2カ所のロック機構があり、“侍”の胴体部分にあたる本体にかぶせて固定できる。一方、本体は、細長い切れ込みが入ったザルで、米全体がこすれ合いながら動くように水の流れを起こすため、特殊な形状になっている。このおかげで、しっかり洗米できるという。
“ちょんまげハンドル”といわれる取っ手の付いた透明なフタは、裏返すと計量カップとして使えるので便利だ。フタの内側に付いている目盛りで1合となっているので、これで、1合または2合分を計量して本体に入れてロックをかける。
フタにロックをかけたら、水を入れたボウルにそのまま「米とぎ侍」を入れて、ちょんまげハンドルを持って左右に回転させて洗米する。
洗米したら、水気をしっかり切ってボウルの水を入れ替えて、再び「米とぎ侍」を入れて洗米する。説明書には、水が濁らなくなるまで洗米するよう書いてある。
しかし、実際には1回目で念入りに洗米したら、入れ替えた水ではほとんど水が濁らなかった。水温や米の種類によって違うかもしれないが、筆者が使った限りでは、長めに1回洗米すれば、そのまま炊飯器に入れられる程度に米をとぐことができる。
洗米を終えたら、といだ米を炊飯器に移して炊けばOKだ。水を切る際、手でとぐときのように、一緒に米まで流してしまわないように気を付ける必要もない。米をとぐ作業がスピーディーに進むのはうれしい。
実際にこの製品でといだ米を炊いて食べてみたが、味は普通にボウルでといだときと変わりなく、美味しかった。
手間なく米をとげるというメリットもさることながら、水の中に手を入れずに済むという点も見逃せない。冬場になると、冷水に手を入れて米をとぐのが辛くなるので、この製品の魅力はさらに増すはずだ。
1~2合用ということでそれほど場所も取らず、簡単に使えるので、1人暮らしの自炊アイテムとしては最適だと思う。