やじうまミニレビュー

電子レンジで、簡単にやきそばを作れるアイテム

やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです
曙産業「レンジでヤキソバ」。カップ焼きそば風のパッケージ

 スーパーやコンビニで売っている袋入りの蒸しやきそばは安価な食材として重宝するが、カップやきそばとは違って調理にフライパンが必要で、盛りつけ用の器も用意しなければならない。

 そんな手間を解消できるグッズが、今回紹介する「レンジでヤキソバ」だ。これを使えば電子レンジを使ってやきそばを手間をかけずにスピーディーに作れる。

メーカー曙産業
製品名レンジでヤキソバ
希望小売価格1,050円
購入場所Amazon.co.jp
購入価格998円

 「レンジでヤキソバ」はポリプロピレン製の容器とザル、フタの3点セットから成る。上から見ると正方形に近い形で、カップ焼きそばの容器のように角の1つが湯切り口となっている。重量は実測で132.5gと軽量だ。容器は耐熱温度が140℃と熱に強く、商品名の通り電子レンジで使用可能だ。

収納時はフタの取っ手を下側にセットすればかさばらない
使用時は取っ手を上向きにした状態で被せる
白い容器と赤いザル、黄色いフタの3点セット
「蒸し」という表記のある麺を使う
湯切り口

 用意するのは市販の蒸しやきそばの麺だ。袋詰めで売っているもので、パッケージに「蒸し」と表記のある麺を選ぶ必要がある。

 麺のほかに具の材料も必要だ。「レンジでヤキソバ」の説明書には、ブタバラ肉薄切りが2枚、キャベツの葉1枚、タマネギ1/4カットというレシピが載っている。キャベツは食べやすい大きさに、ブタバラ肉は約2cm幅に、タマネギは薄切りにする。

 具の用意が終わったら、次に容器に水を入れる。水の容量は約80mlで、容器内側には目安として目盛りが刻んである。次にザルをセットしてから麺を入れて、野菜や肉の具材を麺の上に乗せる。

具材
水を約80ml入れる

 最後にフタをしてから電子レンジに入れて加熱する。加熱時間は500Wの場合は4分30秒、600Wの場合は4分、700Wの場合は3分。800W以上は使用しないように書いてある。また、麺のみを調理する場合は加熱時間を1分30秒短くする。

ザルの上に麺と具材を乗せる
加熱時間の目安

 加熱が終わったら湯切り口から湯切りをする。この際、容器がかなり熱くなるので火傷しないように注意が必要だ。厚手のキッチンミトンなどを手に装着したほうがいいだろう。ただし、入れた水の量は少ないので湯切りはすぐに終わる。

 湯を出し切ったら食材を容器に移し、ソースなどをかけて混ぜればできあがり。筆者が試したところ、説明書の指示通りの時間で美味しいやきそばを作ることができた。また、具材を入れない場合も試してみたが、加熱時間を1分30秒減らして作ったらきちんと完成した。いずれも場合も生煮えになるようなこともなく、それでいて麺が柔らかくなりすぎることもなく、ほどよい歯応えのやきそばに仕上がった。

湯切りを行なう
湯を切った状態
麺に付属のソースの粉を振りかける
できあがり。具材も麺もしっかりと熱が通っている

 やきそばの具材は好みでほかのものに変えることも可能だ。説明書によると、ニンジンなど熱の通りにくい野菜の場合は、できるだけ薄切りにするよう書いてある。袋入りの蒸しやきそばの利点は低価格という点もあるが、カップやきそばと違って具材を好きに選べるのも魅力なので、好みに合わせてさまざまな具材と組み合わせると楽しみが広がるだろう。もちろん具材を用意するのが面倒であれば麺だけという手もあるし、それでもけっこう美味しい。

 これひとつあれば電子レンジを使って簡単に調理できて、しかも器替わりにもなってしまうというこの製品、とくに1人暮らしの人には、手軽にやきそばを作れる製品としておすすめだ。

片岡 義明