やじうまミニレビュー
ティファールの「クイックボウル」が1人ごはんに便利!
by 石井 和美(2015/4/17 07:00)
1人分の食事を軽めに作りたいときは、お鍋などを出すのが面倒。食べ終わった後も調理器具や食器を洗う手間を考えると、つい外食やコンビニを頼りにしてしまうことも多い。
“健康を考えて野菜をたくさん摂りたいけれど、調理と洗いモノが面倒くさい”という方におすすめしたいのが、ティファールの「クイックボウル」だ。
メーカー名 | ティファール |
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製品名 | クイックボウル |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 2,429円 |
クイックボウルは磁気ボウル、カバー、ふた、レシピがセットになっており、本体のボウルは磁器製。カバーは電子レンジ調理で使用しても、熱くなりにくいプラスチック製だ。ボウルのサイズは210×185×95mm(幅×奥行き×高さ)で、重さは900g。
落ち着いた白いボウルと、かわいらしい明るい色の赤色のカバーで、食器としても違和感のないデザインだ。
ボウルは深さがあり、ひとり分をたっぷり作れるサイズだ。蒸し物、ラーメン鍋、ご飯、煮物などのメニューを作ることができる。オリジナルレシピブックには、12種類のレシピが紹介されていたので、その中からいくつか作ってみることにした。
チャーハンもフライパンいらず!
まずはチャーハン作りに挑戦。普段ならフライパンを用意し、強い火力が必要となるが、準備する調理器具はクイックボウルと電子レンジだけ。レシピにあった鮭チャーハンの材料は、温かいごはん200g、長ネギ8cm、鮭フレーク大さじ3、卵1個、ゴマ油小さじ1、塩・こしょう。
作り方は、全ての材料を入れて、電子レンジで2分加熱するだけ。なお、ふたにはスライド式の蒸気穴があり、電子レンジで調理する際は穴を開けた状態にして加熱する。
加熱が終了したら、そのまま食卓に出す。加熱後、そのまま取り出してすぐに持ち運んだが、カバーがあるので熱くない。さらにこのカバーには 親指を掛けて持てる突起があり、滑りにくい。重さはあるが、持ちやすかった。
ふたを開けたら、よくかき混ぜてから食べる。ごはんは予想外にパラッとしており、ゴマ油の香りがふわっと口に広がる。量は多く、十分満足できた。後片付けも、調理器具を洗う必要がないので簡単だ。
野菜をたっぷりとれる温野菜サラダも簡単
不足しがちな野菜は、蒸して温野菜サラダにすると一度にたくさん食べられる。鶏ささみと家にある野菜を入れて、オリーブオイル、酢、塩こしょうを加えて4分ほど加熱すれば完成だ。
野菜が甘く、たくさん食べられる。ささみを入れることでボリュームも出るので、ダイエット中の方にもおすすめだ。
袋タイプのインスタントラーメンも野菜を追加
鍋に入れて煮る袋タイプのインスタントラーメンも、野菜などの具材を入れて作ることができる。約7分で、卵入りのラーメンができた。
袋タイプのインスタントラーメンは、洗い物が増えてしまうのが面倒だが、これなら洗うのは器だけ。野菜をたくさん入れておけるので、受験生の夜食などにも活用できそうだ。
肉じゃがもたっぷり! 4人分の副菜にもなる
肉じゃがも鍋を準備する必要はない。具材を入れて、ふたをして電子レンジで約9分加熱すればできる。肉100g、じゃがいも2個、にんじん1/2本入れているので、量は多めだ。我が家では家族4人分の副菜として出したが、十分満足できる量だった。
冷蔵庫に保存するときは蒸気穴を閉めて一時保存ができる。もし残ってしまったら、付属のふたをして冷蔵庫にそのまま入れておき、明日のお弁当に詰めることもできる。
このように、おかずを多めに作っておけば、食費の節約にもつながる。
真っ白な磁器製のボウルで、高級感が嬉しい
電子レンジで調理できる器具は色々販売されているが、クイックボウルの素晴らしい点は、器(ボウル)が磁器製であること。いくら簡単にできるといっても、プラスチック製の容器では、食べるときに悲しい気持ちになる。クイックボウルはきちんとした食器として、見た目も楽しく、美味しそうに見えることが気に入った。また、匂いや汚れもすっきり洗い流せるので、お手入れも簡単なのも嬉しい。
調理も手間がかからず、手軽に栄養を補える。野菜に塩こしょうとほんの少しのお酒をふりかけて蒸し調理するだけでも、野菜をたっぷり摂れる。もし量が多すぎて残してしまっても、蒸気穴を閉じたふたをかぶせて冷蔵庫に入れておけば、そのまま保存できる。ラップも必要なく、食べる時もそのまま温められるのは便利だ。
クイックボウルは、簡単に調理して洗い物を減らすことができるだけでなく、お皿にこだわって美味しく食べたいというニーズに応えている。特に一人暮らしの方に注目していただきたい製品だ。