やじうまミニレビュー

パナソニック「引掛シーリング増改アダプタ2型 WG4482PK」

〜引掛シーリングを三つ股にするアダプタとLED電球で遊ぶ

やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです

LED電球を天井直付けする器具

 LED電球の性能向上と低価格化を受けて、部屋の主照明もLED電球にして節電できないかと、いろいろ試している。素直にLEDシーリングライトにすれば良いのだが、手元にはちょっと昔のちょっと暗いLED電球が余っているのだ。LED電球はとても寿命が長いので、第一線を退いた20W形相当ぐらいの機種でも、なかなか処分できない。できれば、なんとか現役で使いたいのだ。

 最近の家屋では、部屋の天井の中央には角型シーリングや引掛シーリングの金具があるので、そこにE26口金への変換アダプタをかませれば、直接LED電球を設置することができる。

天井の中央にあるシーリング口。何種類かあるが、フックは共通
E26への変換アダプタを使ってLED電球を取り付けた例
さらに国民ソケットを組み合わせて、LED電球を2つにした例

 明るさが物足りず、LED電球を2個設置したいときは、以前に紹介したパナソニックの「2号新国民ソケット」を使えば、簡単に二股になる。おまけに紐スイッチまで付いてくる。

 これでも部屋の明るさが足りないときは、三つ股にしたいところだが、なかなか手頃な製品がなかった。Amazonなどで、三つ股や四つ股にする製品を売ってはいるのだが、とても高額なのだ。例えば、「3灯用天井直付ソケット」という製品は、デザインも普通で良い感じなのだが、3,990円する。できれば、千円ぐらいでなんとかしたいと思ったのだ。

引掛シーリング増改アダプタ2型 WG4482PK

 そこで見つけたのが、引掛シーリングを三つ股にする「引掛シーリング増改アダプタ2型 WG4482PK」というアダプタだ。

 今回は、このアダプタを利用して、LED電球の三つ股器具を作ってみよう。

メーカー パナソニック
製品名 引掛シーリング増改アダプタ2型 WG4482PK
購入場所 ヨドバシカメラ マルチメディアAkiba
購入価格 388円

LED電球3灯の点灯に成功

 最初にWG4482PKの本来の目的を紹介しておこう。

 このアダプタは、部屋の中央以外の場所に、ペンダント形の照明器具を設置するときに使用するのだ。つまり、ペンダント型が必要とするシーリング口金を、もう2つ追加する。そのため、アダプタには、ペンダントを吊るすためのネジとコードハンガーが付属している。

簡素なパッケージ
背面に本来の使い方が説明されている
パッケージの内容。ネジとコードハンガーはペンダント器具用
アダプタ本体
天井側にオスが1つ、下と左右にメスが3つある
下側の口金

 今回は、この3つのシーリング口金に、ヤザワの「角型引掛ランプソケット SF3410」を噛ませてE26口金に変換し、LED電球をセットしようというわけだ。なお、SF3410は、ヨドバシAkibaの店頭では240円だった。3個購入したので720円だ。WG4482PKアダプタと合わせて1,108円になった。

SF3410のパッケージ。こちらも簡素だ
裏面の取説
SF3410本体。手前側がE26口金
裏側のコネクタ
今回は3個用意した
組み立てると、パイプの継手のようだ
下側のE26口金
LED電球をつけると十字架のようなデザインだ
この状態で、450gだった

 やってみると、ヤザワのアダプタは、口金が堅めで力が必要だったが、それ以外に特に問題はない。なお、LED電球3個を含む重さは450gなので、シーリングにかかる重量としては問題ない範囲だ。

 さっそく天井に取り付けて試してみると、問題なく点灯した。

 使用したLED電球は、エス・ティー・イーの「JA2611A」という製品で、全光束は260 lm、明るさは20W形白熱電球相当という、ちょっと前の仕様だが、3個並ぶと、約7畳の洋間では十分に明るい。日常生活には問題なく、読書の時は補助灯が必要というぐらいの明るさだ。

無事に3個とも点灯
角度を変えてみる
左右の電球が主に横方向と天井を照らしていることがわかる

 なお、3つの電球はいっしょに点灯/消灯するので、点灯するLED電球を選ぶことはできない。また、紐スイッチはないので、壁面にスイッチが用意されている必要がある。

左右の電球の方向を変える

 3灯が点灯したのは良いが、大きな問題は、左右に増設したLED電球が真横を向いていることだ。

 今回使用したJA2611AというLED電球は、真下から240度の範囲を照らすというだけあって、真横になった状態でも、床方向をそこそこ照らしている。パナソニックのクリアLED電球に交換しても、良い感じで使える。

クリアLED電球を使った例
雰囲気は良いのだが、電球のクラシカルさと器具の簡素さがぶつかりあっている気もする

 しかし、ちょっと前まで一般的だった下方向を主に照らすLED電球に交換してみると、光は壁を照らすだけで、床方向に光が行かない。

左右に下方向タイプのLED電球をつかうと、さすがに横ばかり照らしてしまう
ひときわ天井が明るい

 そこで、光波の「LED電球専用 フレキシブルソケット E26口金用」を使う。これは、本来は横向きに電球を使うタイプのダウンライトで、電球を下向きにするアダプタだ。ヨドバシAkibaの店頭では1,380円だった。

 これを使うと、左右の電球を下向きに変更できる。また、曲げる角度に余裕があるので、真下だけでなく、自分の好きな方向を照らすことができる。

フレキシブルソケットのパッケージ
取説は背面だが
使い方は裏面にも書かれている
長さが調整できるのはダウンライトでは重要な要素
ソケットの角度や回転は自由度が高い
組み上げた状態

 試してみると、照射角が狭いLED電球を使っても、床方向をばっちり照らせる。重くなることを心配していたが、左右に2個使った状態でも、LED電球を含めて609gなので、問題ないだろう。

重量は609gと思ったよりも軽かった
片側にフレキシブルソケットを付けた例。ない状態に比べて、光が下を向いていることがわかる
フレキシブルソケットの取り付け部。本体色が違うのが惜しい
照射角の広いLED電球でも効果がある
好きな方向を照らすことができる
クリアLED電球と組み合わせると、ミスマッチ感が高まって面白い

 しかし、ここまでやると全体の費用が、1,108円+1,380円×2で3,868円になってしまう。これでは、専用の三つ股アダプタと値段が変わらないし、紐スイッチがない分、機能的にも負けている。また、アダプタ類を3つ組み合わせた形になっているので、微妙に強度に不安が残る。

 というわけで、結論としては、フレキシブルソケットまでがんばらず、電球が横になっている状態で使うことをお勧めしたい。

塩ビパイプみたいでカッコイイと思うのですが

とりあえず、ある種の雰囲気はあるデザインだと思うが、人は選ぶようだ

 シーリングやE26などのアダプタ類を組み合わせていると、おもちゃのブロック遊びのようで楽しい。また、組み上がった製品も、塩ビパイプのような仕上がりで、それなりに面白いデザインだと思う。

 ただし、これを見た家人は、「面白いしあなたの部屋に設置するのは良いけど、居間や私の部屋ではやらないで」という。人を選ぶデザインであるのは間違いない。

 というわけで、今回の試みをご自分の部屋以外で行なう場合は、家族には必ず事前に相談されることをお勧めして終わりたい。

(伊達 浩二)