やじうまミニレビュー
テラモト「PlaTawa」
テラモト「PlaTawa」 |
冬は根菜がおいしい季節だ。じゃがいもや人参、大根など煮込み料理の定番野菜はもちろん、個人的に最近よく食べているのがゴボウだ。加熱しても残る独特の歯ごたえと、風味が癖になる。
ただし、調理するまでに手間がかかるのが難点。とにかく細長いので、皮を剥くのが面倒くさい。ゴボウの皮はとても薄いので、皮をむくというよりも、表面の泥を落とすだけで良い。普通のピーラーを使うと、皮が厚くなりすぎてしまうのだ。皮を向いて、切った状態で売っているのも知っているが、土臭さが残るあの風味は失われてしまう。そこで、見つけたのが今回紹介するテラモトの「PlaTawa」だ。
メーカー | テラモト |
製品名 | PlaTawa |
希望小売価格 | オープンプライス |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 315円 |
PlaTawaは、プラスチック製のブラシだ。ニンジンやゴボウの泥落としのほか、排水カゴなど汚れが詰まりやすい場所の掃除に便利だという。一番の特徴は表面の凹凸で、まるで針の先のような鋭さがある。とはいっても、素材は柔らかいプラスチックなので、手や指をさしても痛みを感じることはない。本体サイズは101×101×12mm(縦×横×高さ)で、重量は約26g。コンパクトで、握りやすいサイズだ。
本体サイズは101×101×12mm(縦×横×高さ)。手のひらサイズだ | 表目面には先がとがった凹凸が設けられている | 柔らかい素材なので、手が触れても痛みは感じない |
簡単に折りまげることができる | 収納に便利なフック穴も設けられている |
まずは本来の目的であるゴボウの泥を落としてみた。スーパーで買ってきた泥付きのゴボウは、まさに真っ黒でちょっと手で触っただけでも黒くなってしまうような状態。PlaTawaを使って、ゴボウの表面をゴシゴシとこすっていくと、面白いように泥がどんどん落ちていく。ゴボウの場合、ほかの野菜に比べても付着している泥の量が多いので、水を流しながら泥を落とすと効率的だ。あっという間にゴボウの泥落としが終わった。
細長いゴボウの泥を落とすのには、PlaTawaの柔らかさやコンパクトサイズが役立った。ゴボウを包みこむようにして使えるので、同じところを何度も往復しなくて良い。慣れれば1本30秒ほどで泥を落とせるので、間違いなく作業の効率化につながる。
スーパーで買った泥付きのゴボウ | PlaTawaでゴボウを包み込むようにする | ゴボウを握って泥をおとしていく |
ゴボウを包み込めるようにして使えるので、同じところを往復する必要がない | 先の細いところも楽に作業できる | 泥を落としたあとのゴボウ。短時間であっという間に汚れを落とすことができた |
お手入れもしやすい。本体底面には通気孔が空いているので、水ハケが良くて、汚れもサッと落ちる。泥の頑固な汚れを水で流すだけで落とせるのは、嬉しい。なお、耐久温度は60℃までなので、食器洗い乾燥機には使えない。
ゴボウを洗うと、表面にべったりと泥が付着する | ゴボウは泥の量が多いので、水を流しながら作業した方が良い | 本体に付着した汚れは水で流せば、すぐに落ちる |
もう1つ、便利だったのがザルを洗うときだ。網目の細かいザルの間にもPlaTawaの細かい先端がしっかり行き渡る。ケーキやパンの粉ふるいをした後など、ザルの網目に詰まった粉にはいつも苦労させられるが、PlaTawaを使ってストレスなく後片付けができた。
網目の細かいザルを洗うのにも便利 | 先端が細かいので、ザルの網目までしっかり掃除できる |
ブラシともスポンジともタワシとも微妙に違う、これまでありそうでなかった製品。根菜の泥落としや、ザルの網目の掃除など用途は限られるものの、細かなニーズにしっかり応えてくれている。
2012年 2月 9日 00:00
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