やじうまミニレビュー

貝印「走るいなりずし でんしゃすし型」

~電車型のいなり寿司が簡単に作れる
by 石井 和美


やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです


貝印「走るいなりずし でんしゃすし型」

 我が家の3才の息子は電車が大好き。プラレールなどオモチャもたくさん集めている。

 そこで、そんな電車好きな男の子が喜びそうな「走るいなりずし でんしゃすし型」という調理雑貨を買ってみた。電車の形をしたいなり寿司が作れるという、電車好きにはたまらない製品だ。

 


メーカー貝印
製品名走るいなりずし でんしゃすし型FG-5065
希望小売価格630円
購入場所Amazon.co.jp
購入価格630円

 

 「走るいなりずし でんしゃすし型」は、型に油揚げと寿司飯を詰めて押し出すだけで、電車型のいなり寿司が作れる抜き型だ。本体サイズは49×68×34mm(幅×奥行き×高さ)。抜き型のほかに、作った電車型のいなり寿司を乗せて遊べる「線路シート」も5枚付属している。

電車の形をした抜き型タイヤの形になる押し板線路シート付き

 さっそくいなり寿司を作ってみる。まず、味の付いた油揚げを1枚、5cm幅に切る。切った油揚げは型の内側に広げ、その中に少しずつすし飯を入れていく。

 この時のポイントは、すし飯を少しずつ入れて、その都度ギュッギュッと押して角までごはんを入れること。形を整えながら油揚げがズレないよう注意すれば、きれいに油揚げの角までごはんが入る。

 ごはんを詰めた後は、押し板を押し込んで、すし飯を固める。そして、逆さにしてプッシャーを押せば、いなり寿司が出てくる。最後に、海苔で窓とタイヤを切り、いなり寿司に貼り付ければ電車型のいなり寿司の完成だ。単純な形だが、ちゃんと電車の形に見えるものに仕上がっている。

味付け油揚げ、寿司飯、海苔があればOK油揚げは5cmほどの幅に切る少しずつ寿司飯を詰めていく。押し込んでから次の寿司飯を入れる
型いっぱいまで入れる。ご飯の粒は指にくっつきやすいので、水を用意しておくと便利だ押し板を押し込んでご飯を詰める
裏返してプッシャーを押すと出てくる海苔を付ければ完成! ちょっとイビツになってしまったが、電車に見えるぞ!! 

線路シートで子供大喜び!! パーティにも活用できる

 できあがると、子供は大喜びでいなり寿司を手に握り、付属の「線路シート」の上を走らせていた。シートは使い捨て。5枚入っているので、お友達を交えたパーティでも使えそうだ。

50gは小さなごはん用の茶碗に軽く1杯程度

 油揚げは表面に油がついているので、海苔がとれやすい。遊んでいる途中、車輪部分の海苔はとれなかったが、窓の海苔は取れてしまって残念がっていた。

 なお、電車型のいなり寿司は、ごはんを多めにいれて、固めに作った方が崩れにくい。取扱説明書には、いなり寿司を作る場合のごはんの量は40gとあったが、実際には50gほど入れてギュッと詰めたほうが子供は持ちやすかった。

 食事としては、50gのごはんというと、子供用の茶碗で軽く一杯程度の量だ。おかずと一緒に食べれば、3才の息子にとっては十分だった。

 楽しそうに遊ぶ姿を見るのは嬉しいのだが、衛生面の問題もあるので、できあがったいなり寿司を早く食べて欲しいというのが親心。そんな気持ちを、知ってか知らずにか、息子はいつもより早いスピードでペロリと2つ完食してくれた。最近は暑いせいか、あまり食欲がなくて心配していたのだが、電車型のいなり寿司ならばパクパク食べてくれたの驚いた。よほど気に入ったのだろう。

線路シートがあると楽しさアップ!! 油揚げは表面に油がついているので、海苔がとれやすい
「ここ踏切りだ」「駅もあるよー」と5分ほど楽しそうに遊んでいたあっという間に食べてしまった! 

デコ弁用の粉末寿司酢でカラフルな電車もできる

 ここでカラフルな電車も作ってみた。寿司酢には、ごはんに混ぜるだけでキレイなピンクと緑になる粉末タイプを使用した。

 こちらはいなり寿司と違って、油揚げで包み込むわけではない。持ったときに崩れるのを防ぐため、少し多めにごはんをいれて、固めに作った。

 電車の窓には海苔を、タイヤにはチーズかまぼこを使用した。息子に見せたところ「カワイイ! 」と喜んでくれた。だがやはり、油揚げで包み込んでいないので、遊びはじめてからすぐに崩れてしまった。付属のシートで遊ぶなら、おいなりさんのほうが向いているようだ。

最近はデコ弁用のフリカケや粉末すし酢などが販売されているピンクと緑の電車もできた
ピンクの電車も走らせていた油揚げで包み込んでいないので、いなり寿司より崩れやすい

 カラフルな電車寿司も好評で、あっという間に完食してしまった。なお、電車型寿司は箸やフォークを使って食べることはなく、手に持って食べるのでごはんが手にくっついてしまう。お手ふきの準備をお忘れなく! 

 手入れの面では、食器洗浄機にも対応しているのはありがたい。ただし、すし型は小さいので少々洗いづらい。小さめのスポンジを用意したほうがよさそうだ。

お弁当にもぴったり! かわいい電車弁当ができた

電車弁当も子供は大喜び。残さずきれいに食べた

 電車のおいなりさんをいれたお弁当も大好評だ。面倒なときは、市販のいなり用揚げ油とすし酢を使えば思い立ったときにすぐにできる。形が四角なのでお弁当にも入れやすく、おかずのレイアウトもしやすい。

 キャラ弁は苦手だが、これなら失敗なく簡単にできるのでありがたい。電車が大好きなお子さんなら、間違いなく楽しんでくれるだろう。

 なお、車派のお子さんには車型のいなり寿司ができる「走るいなりずし くるますし型」もあるので、そちらもチェックしていただきたい。





2011年 8月 30日   00:00