やじうまミニレビュー
ルクエ「カクテルアイスクラッシャー」
~涼しげなクラッシュアイスが作れるシリコン製トレー
ルクエ「カクテルアイスクラッシャー ライム」 |
とはいえ、アイスピックで砕くのは手間と時間がかかる。そこで今回は、ねじるだけでクラッシュアイスが作れるトレーをご紹介しよう。
メーカー | ルクエ |
製品名 | カクテルアイスクラッシャー 2個セット |
購入店舗 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 3,990円 |
「カクテルアイスクラッシャー」は、シリコン製の調理器具でおなじみのメーカー「ルクエ」の製品だ。
シリコン製で柔らかい本体は、サイズが128×230×10mm(幅×奥行き×高さ)。細い溝がいくつも切れ込まれており、ここに水を満たして凍らせると、スティック状の氷ができる。その後、トレーを丸めたりねじったりすることで細かく粉砕、クラッシュアイスになるという寸法だ。
シリコン製のトレーが2枚セットになっている | 表面には細い溝が並んでいる |
丸められるほどやわらかい | 重ねた状態で冷凍できる。-18℃なら1時間程度で凍るという |
実際に試してみたところ、氷砂糖のようなクラッシュアイスが完成した。ねじり方が足りなかったのかやや長めだが、これはこれでユニーク。もっと細かい氷が欲しいときは、上から押しつぶすだけで楽に砕けるのもありがたい。
透明なグラスに入れて水を注いでみたところ、なんとも涼しげだ。長さの違うクラッシュアイスが見せるグラスの表情は、四角い氷とはまた違った味わいである。グラスを揺らしてみると、カラコロという音も心地よい。氷が違うといつもの冷水もおいしく感じるから不思議だ。飲んでいるうちにカクテルではなく、焼酎をロックで飲みたくなってしまった。一緒に枝豆も欲しい……。
丸めたりくねらせたりして氷を砕いていく | 完成した2枚分の氷 | 透明なグラスに入れるととても涼しげ |
グラスに入れた状態 |
用途はただの氷に限定する必要はない。この細さを利用して、キャンディにしてもいいかもしれない。個人的には子供の頃に母が作ってくれたカルピスベースのアイスキャンディを思い出すが、溶かしたチョコレートを流し込んでも面白そうである。また、耐冷温度-30℃、耐熱温度260℃というシリコンの性質を活かし、独特の形状を生かしたオーブン調理に使うのも良いだろう。メーカーがあえて「製氷皿」と謳っていないのは、工夫次第で用途が広がるからかもしれない。
ただし、シリコン製ゆえの柔らかさがアダになることもある。まず水を入れてから冷凍庫に移すまで、水がこぼれそうで大変なのだ。一緒に入れられる下敷きのようなものがあると便利になるに違いない。また、冷凍庫に入れる時もある程度のスペースが必要だ。
ある日の製氷例。上段(右)の水が流れでてしまったらしく、ほとんど残っていなかった。安定したところに置くのは鉄則 | 別の日の製氷例。重ねて冷凍したトレーを分離したところ、下段の氷が上段の裏についてしまった。どのみち全部丸めて粉砕するので問題はないが、ちょっと面食らってしまった | クラッシュアイスを楽しむなら、透明感のあるドリンクのほうがお勧めだ |
自動製氷が当たり前の時代だけに、ちょっとした手間をかけて作るクラッシュアイスには夏ならではの贅沢さがある。普通の氷以上に、涼しさを演出してくれので、ちょっとしたおもてなしにも使えそうだ。
2010年 7月 6日 00:00
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