やじうまミニレビュー

三洋「簡易バッテリーチェッカーeneloopy付き eneloop」

〜人気のノベルティが製品に。キュートな犬型電池チェッカー
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やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです


 

 いまや充電池の代名詞的な存在となった、三洋電機のeneloop。11月中旬にリニューアルされ、今まで、繰り返し使える回数が1,000回だったのが、1,500回になった。ほぼ同時期に発売された関連製品も好調のようで、たとえば以前ご紹介したモバイル電源「eneloop mobile booster」は品薄が続いているらしい。

 今回のモデルチェンジでファンの中でちょっとした話題になっているのが、今日紹介するバッテリーチェッカー「eneloopy(エネルーピー)」の同梱パッケージが発売されたこと。

 eneloopyはかつて販促用のノベルティとして、プレゼントの景品として配布されていた。その愛らしい外観から人気となり、製品化を望む声も多かったという。以前、弊誌でレビューをお届けした際は、三洋電機からお借りしたものを使用したのだが、編集部には「どうやったら手に入りますか」という質問も何件か来た。そして今回、eneloopがリニューアルされるに伴い、ついに製品化されたというわけだ。

 eneloopy付きのパッケージは、単三形のeneloopが2本と充電器付きの「N-TGR02ALPS」と、充電器がない「HR-3UTGA-2LP」の2種類。私はすでに充電器を持っているので、充電器なしのパッケージを選んだ。


メーカー三洋電機
製品名エネルーピー付きニッケル水素電池 HR-3UTGA-2LP
購入価格1,980円
購入店舗ヨドバシカメラ

 かわいらしい外観は写真で楽しんでいただくとして、肝心のバッテリーチェック機能だが、さすがに製品としてリリースされるだけはあり、ノベルティの時とはひと味違う。段階的な電池残量表示が可能になったのだ。

 

正面左側面背面
右側面真上からみたところ
 使い方は簡単だ。eneloopyの胴の部分を引っ張ると伸びるので、そこにeneloopを差し込む。単三ならそのまま、単四なら同梱されているえさ箱に見立てたアダプタを装着してから差し込む。あとはボタンを押すだけ。残量が十分な場合は緑、少ないが残っている場合は黄色、充電が必要な段階になると赤に光る。ノベルティの時は残量があればただ青く光るだけだった。実用性は段違いによくなっている。

 

残量十分のとき少し残量があるとき要充電のとき
 ちなみに、骨とえさ箱がアクセサリとして付いているが、ちゃんとこれにも意味がある。骨は、チェッカーに差し込んだ電池を押し出して取り除く部品として使用できるほか、えさ箱は、前述のように単四で使用する際のアダプタ代わりとなっている。このあたりの細かい演出はさすが、デザインにこだわるeneloopシリーズといったところだ。

 

骨のパーツは電池を取り出すのに使うえさ箱は単四用のアダプタとして使う
 電池という、差別化が難しい、「規格化された実用品」の究極をいくような製品に対して、こうしたアプローチでメーカーらしさ、ブランドらしさを作っていく手法には好感が持てる。バッテリーチェッカーとして使わなくても、フィギュア的に飾って楽しむこともできる。ちょっとした贈り物にもオススメのパッケージだ。

 




2009年 12月 1日   00:00