やじうまミニレビュー
三菱「研米ボウル NJ-KB1」
三菱「研米ボウル NJ-KB1」 |
炊飯器のレビューをはじめて早3カ月が過ぎた先日、編集部から送られてきたものがある。それがこの三菱「研米ボウル NJ-KB1」だ。
なぜこれを3カ月前に送ってくれなかったんだ!
と絶叫するほど、米とぎが楽になる。超アナログなボウルながら、まさに「アイディアの勝利」というのがコイツなのだ。
炊飯器も作っている三菱の製品であるだけに否応なしに期待が高まってしまう。
メーカー | 三菱電機 |
製品名 | 研米ボウル NJ-KB1 |
希望小売価格 | 1,575円 |
購入場所 | 楽天市場 |
購入価格 | 951円 |
■使い方はカンタン。大家族なら超助かるグッズ!
底はザル状になっているが、米が流れ出さない微妙な大きさ。なので米びつの前までボウルを持っていって、必要な米を移し変える。
試しに3合のお米を研いでみる | 流しのフチにフックを引っ掛けると、米がちょうど蛇口の上になるように設計されている |
あとは流しに持って行き、ボウルのフックをフチに引っ掛けて固定。これでお米が入った底の部分が、ちょうど蛇口の下に来るようになっている。
お米を研ぐときのポイントは、最初の水はスグに捨てること。NHKの番組でも言っていたが、お米に水を掛けた瞬間から吸水しはじめるので、最初に入れた水は真っ白になるまで研がず、スグにすてないと糠臭くなってしまうのだ。
その点このボウルは、底に穴が開いているので水を流せばそのまま流れていく。水がもったいないからといって、水を張ったボウルの中に入れるのはご法度だ。
ちょうど蛇口の下に米がくるようになっている | 平らな部分には無数の突起があり、これで手早くかつ均一にお米が研げるのだ |
お米が濡れたら、あとは平らになっている部分の突起に米をこすってやればいい。説明書によれば30回ぐらい研ぐとしているが、3合なら10回もやればじゅうぶんだろう。途中で2回ほど水を流し、糠を落としては繰り返す。
研ぎ終わったらそのまま水切りをして、今度は炊飯器の元へGO! ボウルの口が斜めに切れているので、中のお米を炊飯器の釜に入れ辛いのが難点。とはいえ手で少しずつかき出してやれば、お米をまき散らかしてしまうこともない。
最初はお米を手でかき出してあげるといい | 少なくなったら一気に炊飯器の中へ |
う~ん。男の筆者にとっては見た目より機能なので許容レベルだが、インテリアにこだわる女性にとっては抵抗感があるかも |
一番気になるのは、その大きさと形だ。ボウルのフックを流しに掛けておけば、とりあえず片付くが……大きさや形が少々微妙なので出しっぱなしにしておくのは向かない。収納場所をあらかじめ確保しておいた方がいいだろう。
これらを総合的に判断すると、次のような世帯が購入の分かれ目になる。
・3合以上のご飯をたいらげる家庭(4人家族以上)
・かつキッチン周りの収納に余裕がある家庭
独身や2人住まいの場合だと、収納場所の観点からオーバースペック気味。ザルで研いだほうが手軽だろう。
とはいえ、5人家族以上で「日本人なら朝も夜も米だ!」というご家庭なら、収納場所をなんとか確保してでもこのボウルを使いたくなるハズ。なにせ5合のお米を、1分以内で研げてしまう魅力は収納問題より勝るのだから。
2009年 12月 2日 00:00
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