やじうまミニレビュー

クロンティップイノベーション「キャッチイット」

~壁面が収納棚に変身! 使い方無限大の吸盤シート
by 林 佑樹


やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです


クロンティップイノベーション「キャッチイット」

 ひげそりや歯ブラシなど、洗面用具には細々したものが多い。水に触れると錆びるとか、衛生上の理由を考えると意外に置き場所がないのだ。今回は、そこをジャストミートにフォローした製品、クロンティップイノベーション「キャッチイット」を紹介しよう。


メーカークロンティップイノベーション
製品名キャッチイット
希望小売価格オープンプライス
購入場所東急ハンズ
購入価格980円

 キャッチイットは、いうなれば吸盤シートである。表面と裏面に、31個ずつの吸盤を備えており、ペタっと壁に貼り付けて使用するだけと、カンタン明快なアイテムだ。大きさは、約65~85×200mm(縦×横)で、吸盤が縦3列に並び、片端だけ吸盤が4つというデザイン。また材質は、リサイクル可能なTPRというゴムを採用し、地球環境への配慮もされている。本体カラーは、レッド、ピンク、ライトピンク、ホワイト、ブルー、ブラックの6種類がある。今回はピンクを使用した。

 使い方は――特に説明不要なのだが、まず壁面側をキレイにして、キャッチイットをグッと2~3秒押しつける。それから、表面に瓶やボトル、カップを押しつけるだけ。

 壁面につきにくい場合は、吸盤を少し濡らすとしっかりと吸着してくれる。また平面への貼りつけが基本だが、製品自体がゴム製なので多少丸みを帯びたところもOKだ。

 吸着の耐荷重は330~550g。吸着面が多い方が当然安定性も増すので、表面に凹凸がない製品の方がオススメだ。

片端が大きいビジュアル。吸盤は片面につき31個お風呂にセットしてみた。チューブ型の洗顔アイテムも取り付け可能。シャンプー容器は逆さまにすると、洗髪中の使い勝手がいい冷蔵庫の側面にセットしてみた。軽いカップであれば、歯ブラシを入れたままでも落っこちないのだ

 さて、キャッチイットは浴室以外でも使うことができる。冷蔵庫などの平面の多いキッチンは当然として、リビングやデスク、果ては車内でも使えてしまうのだ。また吸盤は直径約15mmなので、それ以上の平面スペースを持つアイテムを貼り付けることができる。つまり、コップと歯ブラシを置いたり、文具を設置したりと、無限の使い方が生まれるわけだ。

 筆者は、デスク上での利便性が気に入っている。垂直にケータイを立てて置くこともできれば、ボードさえあればアームを取り付けられない環境でも、資料を見やすく設置することができるのだ。

目の前にある平面に貼り付けて、ケータイ置き場にしてみた。電話着信もメール受信もすぐにわかる落下すると壊れそうな製品やコップなどをフラットなところに固定する使い方もできる。ちょっとコップを持ち上げるとき、注意が必要なのだが、軽くぶつかっても倒れないため、精神衛生上いい感じだ
触れると多少ぷらぷらと動いてしまうが、“垂らす”こともできてしまう作業中のビデオプレイヤー代わりにすることが多いPSPもこの通り

 平面さえあれば、どこでも収納スペースに化ける。ユニークな発想のキャッチイットは、“ここに収納できたら便利”を実現してくれるステキなアイテムだ。価格も安いので、あちこちにペタペタと貼り付け、収納スペースを増やしてもらいたい。






2009年 10月 15日   00:00