やじうまミニレビュー
Ai collection「ペーパーPot」
Ai collection「ペーパーPot」 |
リビングのインテリアにこだわっても、そのままだとどうしても生活感が出てしまうのがティッシュボックス。かといって、ないと確実に困るものでもあります。我が家も生活感が出ないように最初はトビラ付きの棚にしまっていたのですが、不便で結局出しっぱなしになってきました。
そんなティッシュボックスをおしゃれにするデザイン性の高い雑貨も多く発売されていますが、個人的になかなか気に入るものがなくて買いそびれていたところ、見つけたのが今回の「ペーパーPot」。ティッシュケースというと、もともとのボックス型を活かした長方形のものが多い中、壺型のユニークな形で異色を放っている、2008年度のグッドデザイン賞も受賞したアイテムです。
メーカー | Ai collection(石川樹脂工業) |
製品名 | ペーパーPot |
希望小売価格 | 2,835円 |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 2,835円 |
形は基本的にはほぼ球形で、底面はフラット。上部が壺型に絞られていて、そこからティッシュが出るしくみです。花瓶のような形からティッシュが出てくるところに意外性があるせいか、ポップな感じがして生活感があまりありません。
本体の大きさは直径173mm、高さ170mm。上部と下部に分かれていて、くるっと回して付け外しします。中には芯棒が入っていて、ティッシュペーパーだけでなく、トイレットペーパーなどのロールもセットできます。この芯棒の直径は30mm、長さ157mm。一般的なロールペーパーがセットできるサイズです。
実物を手にすると、花瓶のイメージよりは少し小さく感じます。材質はABSで軽く、芯棒を合わせて実測で390g程度。ティッシュペーパーやロールペーパーをセットしても合計500g弱です。どちらにせよそれほど重くありませんが、ペーパーを取り出したときにひっかかったりすることはないので、安定感は十分です。
ほぼ球形の壺型。上部に横長の取り出し口があります | パーツは本体の上部と下部、芯棒の3点 | 上下のパーツを軽くねじこんでセットします |
うちの場合はインテリアのポイントに緑を使っているので、ライトグリーンを選びましたが、ペーパーPotは色の種類も豊富。基本色は白磁、オレンジ、レッド、ピンク、ライトグリーン、トルコ石、イエローの光沢色と、マットな質感のマットブラック、チョコ、ベージュの計10色。このほか、昨年は半透明のフロストカラー(フロストホワイト、フロストピンク、フロストグレー)や、クリスマスシーズンには金・銀・パールレッドやパールグリーンも登場していました。このカラフルさでインテリアにぴったり合った色を選べるもの魅力です。
置く場所はリビングだけでなく和室や洗面所でも違和感がありません。球形で底面積も狭いので、キッチンにあってもボックス型よりも邪魔になりません。キッチンペーパーを使うほどではないちょっとした用途にロールペーパーをセットしておくと便利です。
セットするペーパーは、ティッシュペーパーやロールペーパーが簡単ですが、いろいろセットしてみたところ、用途によって向き不向きはありました。ティッシュペーパーはコンパクトタイプのひと箱、200組がぎりぎり入るサイズです。全部入れたばかりのときは少しひっかかりがありますが、基本的には取り出しがとてもスムーズなのでボックスのまま使うときより快適で、最後の一枚まで問題なく使い切れます。ただ、ボディが不透明なので、半透明のフロストタイプ以外では残量がわかりにくいのが難点です。
ティッシュペーパーを1箱分セットしたところ。芯棒にまるごとかぶせます | 一枚目を上部の取り出し口から少し出した状態でセットします | ティッシュペーパーのセットが完了した状態。とてもスムーズに出てきます |
ロールペーパーは芯棒に通してセット | ティッシュペーパーと同じように取り出し口から少し出してセット | するするとスムーズに取り出せますが、片手では切れません |
また、前述のようにキッチンで使う分にはシングルのロールペーパーが結構便利なのですが、リビングで使うときはちょっと違和感があります。見た目にはあまり気にならないのですが、使ってみると食事どきなどに口周りをふくにはやっぱりティッシュペーパーを使いたいですし、ペーパーPotにカットする面があるわけではないので、取り出しがスムーズな分、片手では切りにくいのも気になりました。
ちなみに、柄が付いたかわいいロールペーパーは、出ているようすは一見とてもかわいいのですが、やはりリビングには違和感あり。ペットのトイレ周りなどでは、ペットのいたずらからロールペーパーを保護しつつ、かわいく置いておけてぴったりかもしれません。
最近ときどき見かける、カラーのロールペーパーであれば、リビングでも抵抗感は少ないでしょう。ひととおり試してみましたが、結局うちの場合は、リビングで置いてティッシュペーパーをセットして使っています。
上下のパーツはかんたんにはめ込むしくみなので、上だけ持つと少しとれやすいときがあります | 柄のロールペーパーはかわいいのですがリビングにはちょっと不向き。ペットのトイレ周りには便利そう | キッチンにあると、キッチンペーパーを使うほどではないときのちょっとした用途に使えます |
材質がプラスチックなので洗面所でも湿りにくい点が有利です |
実際使っていてちょっと困るのは、上下のセットをするときに、案外セットしにくいこと。完全にスクリュー式になっているわけではなく、簡単にはまっている状態なので、しっかりはまったという感覚が得にくく、入れ替えのときは少し面倒に感じます。うっかりゆるい状態で上部だけ持ち上げると、下部がカタンと落ちてしまうことも。
ただ、このオブジェとしての愛くるしい存在感と生活感のなさはピカイチ。キッチン用や洗面所用、寝室用など、色違いの購入をしたいと思っているほど気に入っているアイテムです。
2009年 5月 12日 00:00
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