やじうまミニレビュー

毎シーズン楽しみにしている「H&M」スポーツの今季イチオシ!

〜走るライター南井正弘の「コレはホントにスグレモノ!」〜

やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです
実際に履いて使って走ってから書く、ライターの南井正弘が「コレはホントにスグレモノ!」と太鼓判を押すスポーツアイテムを、毎週レコメンド! 29回目は、デザイン性とコストパフォーマンスを両立したH&Mのスポーツトップスをご紹介。

 前々回にユニクロの「MEN ドライEXクルーネックT(半袖)」を紹介したところ、知り合いの4人が実際に購入してくれ、全員が「予想していたよりも機能性が高くて、デザインもカッコいい!」と言ってくれた。その中の1人が「H&Mのスポーツラインもいいですよね!?」と言っていた。

 実際筆者もリーズナブルなH&Mのスポーツコレクションは、毎シーズン、チェックするのを楽しみにしている。今シーズンもいくつか購入したが、その中のイチオシモデルを紹介したい。

 筆者がH&Mのスポーツラインに興味を持ったのは、2013年の夏にオレゴン州のポートランドで見つけてから。その際はオレンジのランニングショーツを購入し、以降はトップスやボトムスetc.を実際に着てみて、そのデザイン性とコストパーフォーマンの高さを実感してきた。

メーカー名H&M
製品名シームレス スポーツトップス
購入場所H&M二子玉川店と渋谷店
購入価格1,999円(税抜)

 今シーズンも魅力的なプロダクトが揃っていて、なかでも「おっ、コレは!」と思わず声を出してしまったのが、シームレス構造のスポーツトップスだ。紙タグにはTRAININGの表示があり、純粋なランニング用ではないが、そのシルエットや素材から、ランの際にも着用できることは明らかだったので、迷わず購入。

H&M「シームレス スポーツトップス」

 「これが1,999円なんて……」。これまでもH&Mのスポーツラインには、その価格と機能性のバランスに驚かされてきたが、このモデルは今まで以上に驚愕することとなった。

 トルコで生産されたこのプロダクトは高級感があり、実際に走ってみてもカラダへのフィット感がよく、激しく動いてもストレスを感じない。ナイキのDRI-FIT KNITなど、他ブランドの高価格モデルと比較すると若干吸汗速乾性は落ちるものの、大手スポーツブランドのエントリークラスのトップスと比較した場合は勝るとも劣らない。

脇の下などは編み方を変更して通気性を高める工夫が!

 さらにベーシックなデザインはあらゆるランニングウェアとコーディネートしやすいことから、同価格でデザイン要素を増やした同じH&Mスポーツのシームレス ランニングトップスではなく、こちらを購入してよかったと思っている。

発汗量の多い背中部分も快適性を高めるために編み方を変更している

 最初に二子玉川店でグレーを、後日渋谷店で写真のグリーンを購入し、弟の分もキープしようとしたが、あっという間に完売。ユニクロのスポーツラインと違い、H&Mのスポーツラインは全般に生産量が少ない。「ほしい!」と思ったらすぐに購入しないと、売り切れてしまうことを再認識した。

南井 正弘

フリーライター、『ランナーズパルス』編集長。1966年愛知県西尾市生まれ。スポーツシューズブランドのプロダクト担当として10年勤務後ライターに転身。雑誌やウェブ媒体においてスポーツシューズ、スポーツアパレル、ドレスシューズに関する記事を中心に執筆している。主な著書に『スニーカースタイル』『NIKE AIR BOOK』などがある。「楽しく走る!」をモットーに、ほぼ毎日走るファンランナー。ベストタイムはフルマラソンが3時間56分09秒、ハーフマラソンが1時間38分55秒。