家電製品ミニレビュー
いつもの家飲みが一気に本格的! 手軽に使える熱燗器
by 藤山 哲人(2015/12/17 07:00)
寒い冬。寝る前にちょっとだけ体を温めてから寝られる至福の時間が晩酌だ。コタツに入ってネ♪ ふだんはチューハイやビールなど冷たい飲み物が多いという人でも、この季節になると温かい日本酒が恋しくなる。
でも熱燗って結構面倒で、ナベにお湯を張って徳利を温めると、時間ばっかりかかって面倒。温度もうまいように調節できない。かといって電子レンジで熱燗をしようとすると、上の方は冷たいままで、底の方は飲めないぐらいチンチンになってしまうことも。
おいしい熱燗を飲むには、外に飲みに行かないとダメか……と諦めていた人に、超オススメしたいのがテスコムの「酒燗器 SK30」だ。
メーカー名 | テスコム |
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製品名 | 酒燗器 SK30 |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 2,309円 |
2.5合入る徳利に日本酒を注いで、熱燗を作る。たっぷり入るので、夫婦2人で呑む場合も余裕。高級感溢れる焼き物の徳利は、光沢あるブドウ色。でも底は熱吸収が良いアルミ製でおよそ直径10cmほど広がっているので、早く熱燗ができるようになっている。
一方下段のヒーターは、ちょっとデザインが安っぽいが、使い勝手と機能は充実。レバー式の温度調整があり、合数と熱燗、温燗を選べるようになっている。その上にあるのは電源スイッチで、ヒーターONのときは赤くぼんやり光るようになっているので、少し暗がりで飲むと雰囲気がいい。
なおヒーター部分は、徳利の底と密着するようになっており、さらに蓄熱性を高めるために大型のアルミを使っているようだ。温度は気温などにも左右され、またアナログ式のスライド調整なので、好みの温度にするまで多少慣れが必要になるが、ナベでやるより早く、電子レンジでやるより均一に温まる。
「ぬるかん」と「あつかん」の2モードが搭載されていて、好みに合わせて選べるのも嬉しい。今回は、日本酒2合を入れて、「ぬるかん」と「あつかん」の2パターンで温度変化を取ってみた。
一般的に高いお酒は、温めて呑むより冷たいほうがウマいといわれている。確かに筆者もそう思う。とくに甘くお米の芳醇な香りがするお酒は、温めるとさらに甘さが増してしまう。ここは安くキレのある辛口で温まるのがいいだろう。
つまみはもちろん刺身! スーパーに閉店間際に行って30%OFFのヤツを買ってくれば、相当リーズナブルに家飲みして温まれる。おでんや煮物なんかもオススメだ。