家電製品ミニレビュー
光の位置を自由に調節! 影が気にならないクリップ式LEDライト
by 西村 夢音(2014/9/9 07:00)
筆者の自室は、照明のオン/オフが壁面スイッチでしかできない。寝る前に本を読みたいときなど、いつも本を読み終えたらわざわざベッドから降り、スイッチを消している。
本を読んでそのまま寝てしまったときなど、部屋の照明を点けっぱなしにしてしまうこともある。そんな状態を改善したいと思い、ベッド脇に置くスタンドライトとして、エレコムの「LEDクリップライト」を購入した。
メーカー名 | エレコム |
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製品名 | LEDクリップライト LEC-C02 |
希望小売価格 | オープンプライス |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 3,748円 |
「LEDクリップライト」は、挟む/置くの2通りの使い方ができる。ベッドサイドにライトを置くスペースがない場合は挟んで使うなど、場所に合わせて使い方を選べる点が特徴だ。
ライトは、手元を明るく照らす「スポット配光」を採用している。多重影ができにくい光源で、ちらつきが少なく、長時間使用しても目が疲れないという。
スイッチはタッチ式で、発光部のパネルにあるくぼみをタッチするだけで電源のオン/オフができる。調光は3段階で行なえ、タッチするごとに、100%→50%→10%→OFFの順番で切り替わる。100%調光時の25cm直下の照度は、約750lxだという。
シェードとアームは、360度自在に動かすことができる。
電源はUSB。本体から伸びているUSBケーブルを、付属のUSB-ACアダプターに接続して利用する。そのほか、パソコンやモバイルバッテリーのUSBポートに繋いでの使用も可能だ。
挟めるクリップ式で、ヘリのないベッドにも簡単に設置
今回は、寝る前の読書用にということで、ベッド脇に設置した。
筆者のベッドはヘリに物が置けず、サイドテーブルもない。どこか挟める場所がないかベッドまわりを観察したところ、脇に30mm程の幅があったのでそこに挟んでみた。
クリップを開くときは少し力が必要だったが、挟んだときに落ちてくる心配もなくしっかり固定された。シェードやアームをくるくる動かしても落ちることはなかった。
ただしアーム部分は、位置によってはシェードの重さに耐えきれず、落ちてくることもある。シェードとのバランスを見て、調節する必要があった。
部屋の電気を消し、スイッチ部分をタッチしてライトを付けた。タッチするごとに、100%→50%→10%の順で光る。
100%は、想像していたよりも明るく、手元だけでなく光が枕元全体に広がった。本も読みやすく、小説などの小さな文字もはっきり読めた。
50%は、本を読むのには十分な明るさだが少し暗い。100%が眩しいと感じる人なら、50%の方が良いだろう。
10%はかなり暗くなり、発光部だけに光が灯される。手元など、一部だけを照らしたいときに向いていた。
また、調光するときは、発光部の近くを触ることになるが、特に熱さを感じることはなかった。赤外線をほとんど含まないため、蛍光灯などに比べて熱くないのだという。
自由に動かせるフレキシブルアームで欲しいところに光が届く
このLEDクリップライトを使って、一番便利だと感じたのは、アームとシェードの位置の調整だ。360度自在に動かせるフレキシブルアームのため、少しでも光の位置がずれている、もう少し左に光がほしい……と思ったら気軽に調節できる。
特に本を読んでいるときは、仰向けや横向き、うつぶせになったりと体勢を変えて読むことが多い。そのときの体勢によって、本への光の当たり方が変わるが、このLEDライトなら体勢に合わせて光の位置も自在に変えられた。おかげで影ができることなく、ストレスフリーで本を読むことができた。
なお、シェード部を調整するときは、調光のスイッチに触れてしまう可能性が高い。少し触れるだけでも、明るさが切り替わってしまうので気をつける必要がある。
部屋の照明のみで読書をしたときと比べてみても、LEDライトを使用した方が良かった。というのも、部屋の電気のみで読書をすると、光の位置が調節できず影も気になるし、仰向けになったときは真上に光がきてまぶしいと感じるからだ。
今では、寝る前はすぐに部屋の照明を消し、このLEDライトのみを使って読書をしている。眠くなったらタッチするだけでライトが消せるので、電気を付けたまま寝るようなこともなくなった。
寝る前の読書をストレスなく楽しみたい人におすすめしたい一品だ。