家電製品ミニレビュー

起きやすいタイミングでアラームが鳴る「ねむり時間計」で目覚めスッキリ!

オムロン「ねむり時間計 HSL-002C」

 きちんと寝ているはずなのに、日中なんとなくダルさを感じる。毎日本当にきちんと寝られているのか、自分の睡眠について気になっていた。そこで、睡眠の状態を計測するオムロンの「ねむり時間計 HSL-002C」を使ってみることにした。

 睡眠を計測する製品は、ライフログ系のウェアラブルデバイスが多数存在するが、身に付けるにしては好ましいデザインのものがなく、ずっと購入をためらっていた。このねむり時間計なら、就寝時に枕元に置くだけなので、気軽に試せそうと思ったのも選んだ理由のひとつだ。

メーカー名 オムロン
製品名 ねむり時間計 HSL-002C
希望小売価格 オープンプライス
購入場所 Amazon.co.jp
購入価格 3,740円

 ねむり時間計は、就寝時に枕元に置いて、睡眠時間や寝付きにかかった時間、寝返りの回数を計測するというもの。睡眠時間は、本体のセットボタンを押すと計測が始まる。ボタンを押した時間が就寝時間になり、朝はアラームを止めた時間が起床時間になる。

 計測した睡眠データは、スマートフォンに転送して専用アプリ「ねむり体内時計」で見ることができる。データ転送は、NFCおよびBluetooth接続で行なうため、NFC対応のAndroid端末や、iPhone 4s以降のiOS端末で利用できる。

 朝、起きやすいタイミングでアラームが鳴る「スッキリアラーム」機能も搭載する。同機能では、アラーム設定時間の30分前から、センサーが体が起き出したことを検知すると、アラームが鳴るようになっている。朝の目覚めをサポートしてくれるという。

 寝つきの時間や寝返りのカウント、朝起きやすいタイミングの検知には、本体内蔵の加速度センサーが利用されている。一般的に、眠りの浅いときは寝返りが多くなり、熟睡しているときは寝返りを打たなくなると言われている。

 この仕組みを利用して、加速度センサーが寝返りによる寝具の動きを検知し、寝具の動きが少なくなったら寝ついたと判断する。反対に、寝返りが多くなり寝具の動きが増えると、眠りが浅く起きやすいタイミングだと判断し、スッキリアラームが鳴るようになっている。

パッケージ裏面
コンパクトな手のひらサイズ
本体裏面。中央上部のNFCマークから連携する

 本体使用の前に、まずスマートフォンにアプリをインストールした。アプリ画面に従って、アラーム時刻の設定、本体と機器の連携など初期設定を行なった。アラームは、スッキリアラームだけでなく通常のアラーム機能も搭載する。

Android版のアプリホーム画面
アラームはアプリから詳細の設定ができる
スマートフォンでの設定を終えたら本体とスマホを連携する

 初期登録を済ませ、わくわくしながら夜を待った。サイズもコンパクトで、枕元に置いても邪魔にならなかった。セットボタンを押した時間が就寝時間になるため、いつもなら寝る前に本を呼んだりスマートフォンを操作してしまうが、すぐに寝ようと思えてくる。

 セットボタンを長押しして就寝スタート。画面には何も映っていないが、計測中にボタンを押すと「SLEEP」の文字が表示される。

ベッドの上に置いても邪魔にならない
セットボタンを押すと計測開始。計測中は「SLEEP」の表示になる

計測したことで初めてわかった睡眠傾向

スマホにデータ転送。Android端末を使用したので、アプリを起動してNFCマークに近づけるだけで転送できた

 朝になって、アラームが鳴り出した。音量は「中」で設定したが、結構音は大きく、起きるのには十分だった。

 アラーム時刻は8時30分にセットしていたが8時に鳴る日もあり、「スッキリアラーム」がきちんと機能していたことがわかる。眠りの浅いタイミングでアラームが鳴ったおかげで、起きてすぐでも頭がシャキッとしていた。普段は必ず二度寝をしてしまうが、一度で起きることができた。

 アラームを止めて、データをスマートフォンに転送。3日分の測定結果を見てみると、寝付きと起床は良く、寝返りは朝方に多いことがわかった。意外だったのは、毎日7時間くらい寝ていると思ったら、平均睡眠時間が5時間台だったことだ。普段あまりきっちり睡眠時間を記憶していなかったので、実際よりも多く寝ていると思い込んでいたのだ。

 このほかアプリでは、睡眠時間以外に、食事した時間や運動などの活動時間、目覚めのスッキリ度も手動で記録することができる。情報を視覚的に表示することで、“運動した日の夜はしっかり眠れた”など傾向を把握することもできた。

8月10日夜の測定結果。青は就寝、ピンクは起床、緑は食事、途中の青い線は寝返りを打った時間を表す
8月11日夜の測定結果。スッキリ度を3段階で手動入力すると、右下の星に色がつくようになっている
8月19日夜の測定結果。黄色の線は活動時間。運動したおかげで朝もスッキリ起きられた

 アプリには、「1日グラフ」以外に、「週間グラフ」「ねむりタイプ」などの表示項目がある。

 週間グラフでは、7日分のデータと平均睡眠時間を見ることができる。週間グラフから日付をタップすると、寝付き時間や起床にかかった時間、スヌーズ回数などの詳細が表示される。

 ねむりタイプは、1週間分のデータをもとに、睡眠の特徴を9種類の動物に例えて分類してくれる。夜更かし気味の「フクロウ」タイプや、なかなか起きられない「ネコタイプ」などがある。筆者のねむりタイプは、リズムは整っているが朝は遅い「ライオンタイプ」だった。理想のねむりタイプとされる「ひつじタイプ」になれるように、早寝早起きを心がけようと目標を掲げられたのもゲーム感覚で楽しい。

1週間の振り返りグラフ。青やピンクの線が太いところは、寝付きや起床に時間がかかっている証拠。自分の睡眠が視覚的にわかる
1週間グラフから日付をタップすると、寝付き時間やメモなど詳細が表示される
「ライオンタイプ」の解説
5つのグラフで、自分の睡眠傾向がわかる。寝付きは良いが就寝・起床時間に改善の余地がある
ねむりタイプがわかると、アプリホーム画面にタイプの動物と睡眠アドバイスが表示される

スッキリ目覚めて、日中のダルさも解消!

 使い始めてから3週間経つが、スマートフォンのアラーム機能を使わなくなった。これまでは8時30分に起きようとしたら、「7時30分」「8時00分」「8時30分」にアラームを設定して、結果的に二度寝をして9時に起きるということが多かった。しかし、ねむり時間計を使うようになってからは、一度で起きられるようになり、8時30分にセットしたアラーム1つで十分になった。

 理由を考えてみると、起きやすいタイミングで鳴らしてくれる「スッキリアラーム」の存在が大きかった。毎日アラームが鳴る時間が変わるのは、朝起きたときには具体的な時間はわからない。しかし、日中の眠気やダルさがなくなったことから、効果が得られていると感じた。

 なんとなく毎日眠い、睡眠不足だと感じる人は試してみてはいかがだろうか。自分の睡眠について新しい発見があるはずだ。

(西村 夢音)

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