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家電製品ミニレビュー

ブラック&デッカー「ORB(オーブ) 72」

〜小さく丸く、パワフルなハンディクリーナー
by 小林 樹
ブラック&デッカー「ORB 72」

 ちょっとしたホコリやゴミを取り除きたい時、これまでは掃除機やハタキ、ブラシなどを使ってきたが、いちいち掃除機を引っ張り出すのが面倒だったり、ハタキやブラシだと時間がかかるなどの問題点があった。

 そこで試したのが、ブラック&デッカーのコードレスクリーナー「ORB(オーブ) 72」だ。

 ORBシリーズは、球体型でコンパクトな充電式ハンディクリーナーで、コードレスで使える。新モデルでは、吸引力を向上し、バッテリーの充電にかかる時間を短縮させたという。なお、従来モデル「orb(オーブ) 48」については既にレビューでお届けしているので、そちらもご参照いただきたい。


メーカー ブラック&デッカー
製品名 ORB 72
希望小売価格 15,750円
購入場所 Amazon.co.jp
購入価格 9,398円

「オーブ(=球体)」の名の通り、まんまるの本体

 届いた外箱は小さかった。本体を取り出してみると、サイズは約130×140mm(直径×高さ)で、重量は約715g。手でつかめるコンパクトな球体だ。

 本体カラーは銀色のクローム一択で、メタリックな質感をしている。デスク周りやAV機器のそばに置いても馴染む色だ。

本体は手のひらサイズで、直流マグネットモーターを内蔵している 裏側は空気の吹き出し口で、メタリックな質感だ 本体底面。充電台と接続する部分だ
ハンドル側の本体側面。ハンドルには電源ボタンを搭載。ハンドルを手動で引き出すと、反対側のノズルも開くしくみだ ノズル側の本体側面 本体上部

 本体のハンドルを引くと、反対側のノズルも開き、クリーナーとして使える。閉じる時は本体上部のボタンをワンプッシュするだけだ。集じん方式には、紙パックを使わないバッグレス式を採用している。

ハンドルトノズルを引き出したところ 閉じる時はボタンをワンプッシュ 一瞬で球体に戻る

 付属品として、充電台とブラシが同梱されている。

コンパクトな外箱 箱を開けると上段に本体が収まっている
下段に充電台とブラシが入っている 充電台とブラシ

 掃除するにあたって、そのままでももちろん使えるが、毛のついた「ブラシノズル」と、「先細ノズル」の2種類のブラシを取り付けても良い。

通常のノズル 先細ブラシを取り付けた様子 ブラシノズルを取り付けた様子

 使う前に、まずはORB 72本体を充電する。本体には容量1.5Ahのリチウムイオンバッテリーを内蔵しており、充電台にセットすると、本体上部の黄色のランプが点滅し、自動で充電を開始した。充電時の消費電力は約4.2Wで、フル充電にかかる時間は約3時間半。連続運転可能時間は8分という。

充電台に本体を乗せたところ。ブラシもセットしておける 充電中は本体上部の黄色のランプが点滅する

運転音はけたたましいが、小回りが効き、吸引力はバッチリ

 充電が終わったら、運転を開始する。ハンドル部の「電源ボタン」を押すと吸引が始まり、ボタンから手を離すと吸引が停止する。

 これで家の中をあちこち掃除した。特に便利だったのは、キーボード周りやリモコンのホコリの除去だ。布やブラシだとホコリを奥に押し込んでしまうことがあったが、ORB72なら手早く吸引できる。楽チンだし、掃除の時短に繋がった。

キーボードのホコリもあっという間に取る before after
リモコンにつもったホコリも1回で吸引 before ORB72でひと掃きしただけで、ほとんどホコリが取れた
扉の隙間。掃除機だと面倒な高い場所にも届く 階段の隅にもブラシが届く ホコリの溜まりやすい小物周りでは、しっかりホコリを吸引。小物には引っ付かず、適度な吸引力だ
モニターの裏もホコリが溜まりやすいが、すぐに吸引できる 掃除機の届かない棚の奥にも入る 電源の取りにくい玄関周りの掃除にも便利だ

 このほか、扉の隙間、階段の隅、ホコリの溜まりやすい小物周り、モニターの裏、棚の奥といったこまごまとした部分の掃除にも対応した。

 使ってみて1番気に入ったのは、小回りが効く点だ。掃除機で届かないところや電源の取れない場所にも届き、ブラシやハタキを使うよりも早い。本体が軽いので、ずっと持っていても、腕が疲れない。

 そして適度な吸引力にも満足した。ホコリや毛、小さいゴミはしっかり吸い取るが、小物やカード類には引っ付かない。強すぎず、弱すぎず、程よい吸引力で、ゴミだけ吸い込む。

 バッテリーも、意外と持つ。連続使用時間の目安が8分というから、どれだけ短いのだろうと内心ビクビクしていたが、常に運転ボタンを押し続けなければ、30分程度の掃除に使えた。ゴミ捨てをこまめにしていれば、終盤で、吸引力が下がるとはほとんど感じない。

 小回りが効いて、バッテリーの持ちも安心できたので、自動車掃除にも使ってみた。1回の充電で、自動車内のマットに付着したゴミをひと通り除去でき、フロントガラスやバックドアガラスの周りのホコリもしっかり吸引した。

自動車に溜まったゴミを吸ってみる ひと掃きでほとんど吸引した バックドアガラスの周りの掃除も簡単だ

 逆に掃除場所に向いていないと感じたのが、高い棚の上や、廊下の床などだ。ノズルが短いので高い棚の上に届くのは大変だし、床のような幅の広いところを掃除するには普通の掃除機のほうが適している。

廊下の隅のホコリを取るには便利だが、床をくまなく掃除するには不向き 棚の上など高いところには手が届きにくい

 ORB72は、手元のホコリなどが溜まりやすい場所を、こまめに掃除したい時に便利なのだ。卓上に置いておいても違和感ないデザインのため、サッと取り出して掃除するにはピッタリだ。

 残念なのは、運転音がうるさいこと。パワーがしっかりしているためだろうか、とにかくキーンという高音が耳にくるのだ。これには家族からも不満の声が漏れてしまったため、我が家では朝や夜の運転は控えるようにしている。

ゴミ捨てや手入れはこまめに

 ゴミ捨ては、ちょっと面倒。ダストボックスの脇のボタンをプッシュすると、扉が開き、自分でゴミをかきだす必要がある。付属のブラシを使うとちょうど良い。

 ダストボックスの容量は170mlで、2、3回掃除をすると容量がいっぱいになる。中の様子は透明の扉で確認できるので、様子を見ながらこまめに手入れしたいところだ。

 フィルターは、汚れが目立ったときだけ外し、柔らかいブラシなどでゴシゴシして目詰まりを防ぐ。なおAmazon.co.jpでは交換用フィルターが1個1,480円で販売されている。

 ダストボックスおよびフィルターは水洗いには対応していない。この点は今後の改良に期待したいところだ。

ダストボックスはボタンでワンプッシュで開く ブラシでかき出す 取れたゴミ
しばらく使っていると、フィルターにもゴミが詰まってくる 柔らかいブラシで、フィルターの隙間に詰まったゴミをかき出す

 以上見てきたように、連続運転時間が限られるという特性を踏まえると、週末にガッツリ掃除したい方より、毎日ちょこちょこと掃除したい方向きの製品と言えるだろう。

 繰り返しになるが、ORB72は、適度な吸引力で、ハタキや布では逃してしまうホコリやゴミを吸引でき、掃除機の届かないところにも小回りが効く。ビジュアルも愛嬌があり、デスクの脇に設置していても違和感なく、必要な時にサッと取り出して使える。手元に1台備えておくと便利なアイテムだ。






2012年8月27日 00:00