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家電製品ミニレビュー

シャープ「スロージューサー ジュースプレッソ EJ-CP10A」

〜フレッシュで飲みやすいジュースが手軽に楽しめる
by 伊森 ちづる
シャープ「スロージューサー ジュースプレッソ EJ-CP10A」

 「グリーンスムージー」や「酵素ダイエット」などの本が書店で目立つが、私の友達の間でも野菜や果物を積極的に取り入れることが話題になっている。私の場合、平日は外食が多く野菜不足になりがち。そこで、美容や健康のため、有機野菜の店で食材を買い、緑色の葉野菜を使った「グリーンスムージー」を作って飲んでいる。

 しかし、最近暑くなってきて、繊維質を含む、もったりとした食感が重く感じるようになった。食欲が落ちる夏はもっとサラサラとした口当たりのいいジュースが飲みたい! そう思っていた時にシャープのスロージューサー「ジュースプレッソ EJ-CP10A」を使う機会を得た。


メーカー シャープ
製品名 ジュースプレッソ EJ-CP10A
希望小売価格 オープンプライス
購入場所 Amazon.co.jp
購入価格 30,800円

 家電量販店のジューサー売り場に行くと、ジューサー、ミキサーなどいろいろな商品が並んでいる。簡単に違いを整理すると、ジューサーは繊維を取り除いてサラサラした果汁を楽しむもの、ミキサーは繊維も一緒に混ぜ込むものとなる。「グリーンスムージー」など繊維も一緒に摂りたい場合はミキサーを使用し、果汁を飲む場合はジューサーを選ぶといい。

独自の「低速圧縮絞り」を採用したジュースプレッソ。省エネ性能の高いDCモーターを採用しており、家族4人でリンゴジュースを毎日1杯作った場合の電気代は1年で約60円だという。本体カラーは、レッドとホワイトの2色。今回はレッドを選んだ

 一般的な「高速遠心分離方式」のジューサーは、金属の刃を用いて高速で食材を切り刻むが、EJ-CP10Aは、独自の樹脂製のスクリューで食材を押しつぶして絞り出すのが大きな特徴。石臼のようにじわじわと食材を絞るので、摩擦熱が起きにくく、従来のジューサーに比べてビタミンCやポリフェノールなどの栄養素がよりく残るという。また、これまでのジューサーでは絞れなかった、生姜などの固い食材や、大豆やコーンなどの粒状の食材も絞れ、ジュースのバリエーションが広がる。

濃い味わいのジュースに満足

 栄養が残るのはいいが、やはり肝心なのは味。そこで、付属のレシピ本を参考に、りんご・にんじん・レモンのジュースを作ってみた。

 食材の下準備は切るだけ。入れやすい大きさにカット。レモンは黄色い外皮を取り除き、口当たりをよくするため、にんじんの皮をむく。種や、りんごの芯は取り除く必要がない。食材の準備は簡単で、5分もあればできるので楽だ。

 後はスイッチを入れてどんどん食材を入れていくだけ。出来上がったジュースは味が濃くてちょっと驚くほど美味しい。みずみずしい果物をそのまま頬張ったような濃厚な味わいで、にんじんやりんごの香がして、気持ちもすっきりするようだ。このジュースと比べると、市販の濃縮果汁還元のジュースは甘すぎて、香りが物足りない気がする。


りんご・にんじん・レモンのジュースを作っているところ
市販の濃縮果汁還元のジュース(左)と比べると、スロージューサーで絞ったジュース(右)は色が濃いのが分かる  投入口から食材を入れて背面のスイッチを入れる。2つの口のうち、左の口から繊維がまとまって出て、右の口からジュースが絞り出される にんじん1本分(100g)、小さめのりんご2コ(300g)、レモン1/3(40g)。この分量で2人分のジュースが絞れる
この日は絞り終わるのにおよそ1分半。ジュースは300ml 繊維は120g出来上がった

生姜絞りや豆乳作りにも大活躍

 EJ-CP10Aでは、一般的な高速回転ジューサーではできない生姜や大豆などの固い食材も絞ることができる。冬になると風邪予防で生姜ドリンクをよく作るが、後片付けのことを考えると生姜をおろすのはちょっと面倒に感じていた。でも、EJ-CP10Aを使えばあっという間に作れる。ひとかたまり30gほどの生姜を絞るのにかかる時間はわずか30秒ほどとあっという間。はちみつと混ぜてお湯で割ればすっきりした生姜ドリンクが作れる。寒い時期に活躍しそう。

30gの生姜を絞るのにおよそ30秒かかった 20cc強絞り出せた

 このほか、豆乳作りにも挑戦してみた。水と大豆をあわせてEJ-CP10Aに入れると、豆乳とおからができる。できあがった豆乳は、豆の味が濃く、おからはしっとりしていた。豆乳は一晩冷蔵庫においていたら水と分離してしまったので、早めに使うのがオススメだ。

大豆100g、水120nlをあわせて少しずつ投入する この日は100mlの豆乳が絞り出せた。大豆の濃い味がする。この豆乳を使って豆腐も作れる 豆乳を絞ってできたおからは30gできた

毎日の食事に手軽に繊維をプラス

 EJ-CP10Aでは繊維が帯状の塊になって出てくるので、活用がしやすい。繊維の活用というと、どうしたらいいのか迷ってしまうが、付属のレシピブックのにも活用方が出ているほか、レシピサイト『クックパッド』にて「搾りかす」で検索してみると、いろいろレシピが出てくるので参考になる。

 私のオススメはお弁当やおかずの彩りとして使うこと。ジュースを絞った繊維は、野菜の色が鮮やかに残っているので、わざわざ野菜を切らずとも気軽に食材の色をプラスできる。朝食やお弁当づくりなど短時間で食事の準備を整えたい時に便利だ。

 卵焼きなどに混ぜ込んだりトーストのトッピングにするほか、ゴマやのりなどと合わせた野菜ふりかけ、ドレッシングを作っておけばさらに使いやすい。

人参とりんごのジュースの繊維を半分に分け、種を取り除いてパウンドケーキに混ぜ込んだ。ほんのり野菜の風味がして美味しい 人参とりんごのジュースの繊維をオリーブオイルとレモン汁などで味付けてドレッシングも作った。具だくさんで、彩りも鮮やかなサラダになる 大豆と生姜の搾りかすを使ってふりかけを作った。乾煎りし、ゴマ、鰹節、のりを入れ、めんつゆで味付けた

セッティングと掃除は慣れが必要

 食材をどんどん入れるだけで美味しいジュースが手軽に作れるのはとても満足。その一方で不満なのは、音とパーツの多さ。振動はないが、音が気になり、早朝や深夜の使用はちょっと気が引ける。

 独自構造でタンクにタンククリーナー、フィルター、スクリューをセットしてふたをする複雑な構造なので、セッティングや掃除には慣れが必要。私自身、初めて使った時は、パーツをうまく分解できず戸惑った。

 お手入れは基本的に水で洗い流せばいいのだが、パーツ自体に凹凸が多いので、食材が挟まりやすい。また、にんじんなど繊維が多い食材の場合、細かい網にひっかかりやすいので、付属のブラシで掃除をする必要がある。こちらも慣れが必要だ。

 私の場合は、にんじんを使ったジュースを飲むことが多いので、忙しい朝にジュースを作って、掃除するのは時間的に難しい。そこで、ジュースを絞った後は繊維を冷蔵庫に入れ、パーツはつけおきし、帰宅後洗うようにしている。なお、パーツは全て食器洗い乾燥機に対応しているので、食器洗い乾燥機を持っている家庭ならもっとラクに手入れできるだろう。

ボタン1つのシンプル操作に好感 タンクにタンククリーナー、フィルター、スクリューをセットする フィルターの◯とタンクの側面の▲の位置を合わせてセットする。正しくはまらないと動作しない安全設計
このスクリューで果汁を絞る。金属刃を使っていない安全 細かい繊維が網に詰まる時は、付属のブラシを使ってお手入れする

友達に自慢したくなるジューサー

 キッチンやダイニングテーブルなどに出しっぱなしにしにできるすっきりとしたスリムなデザインなので、しまい込んでそのままということはなさそうだ。

 独自の機構で絞ったジュースは自然そのままの味、色、香を楽しめるのでカクテル作りや、果汁を使ったお菓子作りなどでも活躍するだろう。市販のジュースとは違った贅沢なフレッシュジュースは、普段使いはもちろん、友達を呼んだ時のウェルカムドリンクとしていい。

 混じりっけのない美味しさと栄養を手軽に楽しめるので、美容や健康を気にする人、野菜を食べるのが苦手な人にもオススメ。家族へのプレゼントにもよさそうだ。







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2012年8月6日 00:00