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家電製品ミニレビュー

無印良品「ソーラーラジオ OC225」

〜ソーラー発電&USBで充電できる、FM/AM携帯ラジオ
by 片岡 義明
無印良品「ソーラーラジオ OC225」

 アウトドアに役立つコンパクトな携帯ラジオ。電波さえ入る場所なら、どこでも情報を入手できるため、昨年の3月の震災以降、防災用品としても注目を集めている。

 今回取り上げる無印良品の「ソーラーラジオ OC225」は、ソーラーパネルを搭載した充電式のAM/FM携帯ラジオだ。ふだんはUSBから本体に内蔵したリチウムイオン電池に充電可能で、いざというときは付属のソーラーパネルで発電してラジオが使えるというものなのだ。

 


メーカー 無印良品
製品名 ソーラーラジオ OC225
購入場所 無印良品
販売価格 3,900円

 

 OC225の本体サイズは約85×54×17mm(幅×奥行き×高さ)、本体重量は約90g。サイズ感の割に、重量が少し重く感じるのは、ソーラーパネルがあるためかもしれない。ソーラーパネルには細かいドットパターンが入っており、本体全体のカラーはツヤ消しのグレーで、落ち着いた感じの色合いだ。

 本体にはステレオイヤホンが付属し、スピーカーは搭載していない。本体サイドにはUSB入力端子やイヤホンジャックのほか、ストラップ用通し穴(ストラップは付属しない)やラジオ電源ボタン、リセットボタン、カバンやポケットに入れて携帯する際に誤操作を防ぐためのロックスイッチを備える。

 電源にはリチウムイオン電池を採用し、付属のUSBケーブルを本体のUSB micro B型端子に差し込んで、PCやUSB ACアダプタから充電できる。

製品パッケージ ドットパターンの入ったソーラーパネル
USB入力端子とイヤホンジャック 付属のUSBケーブルとイヤホン

ソーラーパネルでの充電時間は、8時間ほど

 さっそく本体に充電してみよう。まずはソーラーパネルを使うため、本体裏側のソーラーパネルを太陽の方向に向けて光を当てる。このとき、できるだけ太陽光に向けて直角になるように設置する。充電を開始すると、バッテリーの残量を示すアイコンが液晶に映し出される。

 ソーラーパネルでの充電時間は、説明書には晴天時の屋外で約6〜12時間と記載されているが、実際に試したところ、晴天の日で8時間ほどかかった。

 一方で、付属のUSBケーブルをPCやUSB ACアダプタに繋いで充電することも可能だ。USB経由での充電時間は約2〜3時間と説明書には書かれているが、実際に試したところ2時間15分かかった。

太陽光で充電するときはソーラーパネルが上になるので、液晶表示部が隠れてしまう USBで充電しているところ 手の平に載るコンパクトサイズ

 バッテリー残量は、電源のON/OFFにかかわらず、常に液晶にアイコンで表示されるため、わかりやすい。具体的には、100〜70%の場合は目盛が3つ、70〜30%の場合は目盛が2つ、30〜10%の場合は目盛が1つ、10%〜の場合は目盛なし、残量がゼロの場合は目盛なしの状態でアイコンが点滅して知らせる。

 気になったのは、ソーラーパネルで充電する際に、ソーラーパネルが上を向くように置くと、充電状態を表示する液晶部が見えなくなってしまうことだ。充電の状態を確認するために、いちいち本体をひっくり返さねばならないのは面倒。充電確認用のLEDランプなどを側面に付けて、置いた状態でも確認できるようにすれば、もっと使いやすいはずだ。

ラジオは自動選局機能付き

 バッテリーを充電したら、ラジオを聴いてみよう。まずイヤホンをイヤホンジャックに差し込み、ラジオ電源ボタンを2秒以上押す。電源がONになったら、AMとFMを選択する「バンド切り替えボタン」を押すと、液晶表示部にバンドと周波数を表示。音量調整は20段階で、「+/-」のボタンで調整できる。

ロックスイッチとラジオ電源ボタン 液晶表示部の隣には音量調整ボタンと選局ボタンがある

 選局ボタンの+/-を押すと、AMでは9kHzずつ、FMでは0.05MHzずつ周波数が変わる。2秒以上押し続けると早送りになり、もう一度選局ボタンを押すと早送りが中止。早送り中は自動選局(オートスキャン)機能も働き、受信状態のいい放送局に合うと、自動的に停止する。このほか、好みのAM3局、FM3局を登録できる「メモリーボタン」も備えている。

 AMの場合は本体内蔵アンテナ、FMの場合はイヤホンのアンテナを使用するため、雑音が入る場合は本体やアンテナを動かして調整するときれいな音になる。筆者宅では室内でAM/FMともに主要な局をクリアな音声で聴けた。

FM放送の受信中画面 メモリー登録の画面

 さらに、電源OFFのときに現在時刻を表示する時計機能も備わっている。時刻は12時間制と24時間制の2パターンから選べるが、アラーム機能がないのは残念に思った。

いざというときのための防災用品として

 懐中電灯や携帯ラジオなどの非常用の防災用品というのは、いざという時に使えなければ困る。「電池はまだ保つだろう」と油断して充電や交換をサボっていると、悲惨なことになりかねない。その点、電源がとれない場所でも付属のソーラーパネルで発電できるOC225は便利だ。

 水濡れに気を付ければ、キャンプや登山、釣りなどのアウトドアにもピッタリだ。コンパクトで使いやすい携帯ラジオをお探しの方には、もしもの時に備えて、ソーラーパネルを備えたタイプがオススメだ。






2012年3月12日 00:00