家電製品ミニレビュー

ガイズ「FALTIMA040」

~高温スチームで床をきれいに清潔に
by 清水 理史

ペットとの生活に

ガイズ「FALTIMA040」。スタイリッシュなデザインを採用したスチームモップ

 室内でペットを飼っていると、床の汚れが気になることが多い。抜け落ちた毛やちょっとした汚れなら、普段のお掃除のときに掃除機や簡易モップなどでサッときれいにすることができるが、散歩に出た際の足の裏や、毛の間のホコリまではなかなかケアできず、衛生面で気になることも多いのだ。

 そこで今回は、単に床をキレイにするだけでなく、同時に除菌できる製品を紹介する。ガイズ「FALTIMA040(ファルティマ040)」は、高温のスチームで床を手軽に掃除できるスチームモップだ。



メーカーガイズ
製品名FALTIMA040
希望小売価格オープンプライス
購入場所Amazon.co.jp
購入価格14,800円

100℃のスチームで汚れを浮かせて拭き取る

 テレビの通信販売などでも紹介され、日本でもよく見かけるようになったスチームモップだが、このFALTIMA040の特徴は何と言っても、そのデザインにある。

 いかにも「道具」的なイメージのデザインが多いスチームモップの中にあって、このファルティマは流れるような曲線で構成されたスタイリッシュなシルエットを採用している。最下部のヘッドの付け根から、自然に膨らんだ本体が続き、ゆるやかに絞り込まれて楕円形のハンドルスティックに続く姿は、いわゆる「モップ」というイメージとは少し違う印象だ。

 カラーも清潔感のあるホワイト(ピンクもラインナップする)をベースに、中央の水タンクもクリアで構成され一体感が演出されている。一見するとハンディタイプのサイクロン掃除機かとも思えるが、部屋の隅に立てかけておいても気にならないさりげないデザインだ。

 手軽さや便利さから、スチームモップを使ってみたいと考えている人は少なくないと思われるが、色やデザインがいかにもという感じで敬遠していた人も少なくないはずだ。このFALTIMA040は、そんな人にこそピッタリの製品だろう。

豊富な付属クロス

付属のクロスは3種類。これで約1年はクロスの追加購入の必要はない

 FALTIMA040の特徴はデザインだけではない。

 ヘッド部分から噴出されるスチームの温度は約100~120℃。しかも、この温度に加熱するまでのヒートタイムは電源を入れてから約20秒。650mlのタンクを満たして利用すれば、連続で20分間の利用が可能となっている。

 そして何よりありがたいのが、付属するクロスが豊富なことだ。細かな繊維でよごれを拭き取れるマイクロファイバークロス3枚に加え、使い捨てで利用できるクイッククロスが3枚、さらに通常のモップのような太く長い毛の付いたコーラルクロス1枚が付属している。

 これにより、通常の床掃除に加えて、使い捨てのクイッククロスでトイレやペットのケージなどを掃除したり、コーラルクロスで窓の桟などの凹凸がある部分もきれいにすることができる。いろいろな場所に合わせて最適な掃除ができるのは大きなメリットだ。

付属のマイクロファイバークロスは汚れたら洗濯することで再利用可能。約4カ月での交換が目安となる

 なお、マイクロファイバークロスは洗いながらの利用で約4カ月利用できるので、標準セットのみで約1年間利用することができる。コストパフォーマンスも高いと言えそうだ。


強力なスチーム

 早速、使ってみよう。箱を開けると、本体が3つに分割されて梱包されているので、まずはこれを組み立てる。本体にヘッド部分とハンドルスティックをカチッと音がするまで差し込めば完成だ。

 続いて中央の水タンクを取り外して水を入れる。目盛を見ながら普通の水道水を入れてセットする。

 そして、クロスを取り付ける。床にクロスを広げて置き、そこにヘッド部分を先端から滑り込ませるようにして入れ、後部のヒモを引っ張るとクロスでしっかりとヘッドを包み込むことができる。最後に、固定具でヒモがゆるまないように固定すれば準備は完了だ。

 コンセントに電源をつなぎ、回転式のスイッチを入れると、しばらくしてスチームのシューという音が聞こえてくる。本体のランプが緑色に点灯すればOKだ。

水タンクに水を入れて本体にセットクロスを用意し、ここにヘッドを入れる
クロスのヒモを引っ張るようにして固定コンセントをつなぎ、ダイヤル式のスイッチをオンにする

 あとは、取っ手を持ってスーとヘッドを床に滑らせるようにして掃除をすれば良い。ヘッドの角度に対応して定期的にスチームが噴出され(量の調整が可能)、それをクロスで拭き取ることで床をキレイにできる。

 スチームでクロスが湿っているうえ、マイクロファイバーの繊維が細かいため、若干、力を入れながら床を動かす必要はあるが、慣れれば手軽に掃除ができるだろう。同じ場所を何度も繰返し掃除すると、床が若干湿ってしまうことがあるので、あくまでもスーとまんべんなく掃除するのがコツだ。


使用している様子
 

 もちろん、フローリングなどの床だけでなく、畳やカーペットの床でも利用できる。畳の場合はコーラルクロスに付け替えて、カーペットの場合はそのままではすべらせることができないのでマイクロファイバークロスの上にカーペットアダプタリングをセットすれば手軽にきれいにすることが可能だ。

畳の場合はコーラルクロスを利用カーペットを掃除したいときはリングを取り付けるヘッドの形状が工夫されており、部屋の隅なども掃除しやすい

 電源ケーブルも5mと長いため、比較的、広範囲の掃除に対応する。広いリビングなどの場合は、コンセントのつなぎ替えは必要になるが、部屋を2面に分けて掃除するなどの工夫をすれば最低限の手間で済むだろう。

電源を入れたまま放置すると熱で床が痛んだり、ワックスなどがはがれることがあるので注意

 なお、スチームの温度が100~120℃と高温になるため、ワックスなどをかけた床を掃除する場合は注意が必要だ。電源を入れたままヘッドを同じ場所に置いたままにすると、熱でワックスがはがれてしまうことがある。

 電源をオンにしたら、手を休めずに掃除を行なって、手を止めるときは必ず電源を切り、持ち上げるなどしてヘッドをさましてから置いておくようにすると良いだろう。


素足で歩きたくなる気持ちよさ

 スチームモップのメリットは、単にキレイになるだけではないことだ。熱による殺菌効果で床を清潔に保てるうえ、何より掃除をした後の床が自然な感じで、キュキュッと心地良い。

 これから暖かくなってくると、部屋の中は素足で過すことが多くなるが、こういった場合でもサラッとした気持ちの良い床で過すことができる。細かなホコリやベタ付きで、いやな気分になることなく生活できるのはとてもありがたい。

 筆者宅のようにペットを飼っている家庭はもちろんだが、そうでない場合でも、手軽なお掃除と、キレイで心地良い床で過したいという人に、おすすめできる製品だ。






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2009年4月27日 00:00