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家電製品ミニレビュー
エレクトロラックス「Steam Station iCute ESS603」

~約40分の連続運転が可能なスチームクリーナー
Reported by 平澤 寿康

エレクトロラックス「Steam Station iCute ESS603」
 高温・高圧の水蒸気を利用して汚れを落とすスチームクリーナーは、台所周りの油汚れや、外壁の黒ずみなど、普段の掃除では落としづらい頑固な汚れを簡単に落としてくれる強力なクリーナーとして紹介されることが多い。ただ、その多くは比較的高価な価格で販売されているため、使いたくてもなかなか入手しづらいのも事実。また、以前レビューで取り上げたことのある、エレクトロラックスの「iCute ESG303」は、販売価格が7,000円前後と手頃ながら、連続運転が10分ほどと短いため、広範囲の掃除に不向きという欠点があった。

 それに対し、同じくエレクトロラックスが発売しているスチームクリーナー「Steam Station iCute ESS603」(以下ESS603)は、1.5Lの大容量タンクを搭載して約40分の連続運転が可能という本格的な仕様ながら、実売で2万円前後と比較的安価な値段で販売されている。そこで、実際にESS603を購入してどの程度頑固な汚れを落としてくれるのか試してみることにした。メーカー希望小売価格はオープンプライス。Amazon.co.jpで17,855円で購入した。


豊富なアタッチメントが付属する

 ESS603は、本格的な仕様を実現していることもあり、本体は結構大きく重い。本体サイズは540×250×290mm(幅×奥行き×高さ)と、キャニスタータイプの掃除機とほぼ同じサイズだ。また、本体重量は約4.7kg。ただし、これは本体のみの重量で、タンクに水を入れた場合にはさらに重くなる。タンクの容量は1.5Lなので、タンクに満タンの水を入れた場合には、さらに1.5kg重くなる計算だ。ただ、本体を手に持って使うわけではないため、多少重くてもそれほど問題にはならないだろう。

 本体の先端からは長さ約190cmのパイプが延び、その先端にはハンドルが取り付けられている。そのハンドルの先に各種アタッチメントを取り付けて利用することになるが、本体の見た目は一般的な掃除機とほぼ同じだ。


本体側面。サイズは540×250×290mm(幅×奥行き×高さ)と結構大きい
本体上部。中央にハンドルを収納するスペースがある
本体後部。電源ボタンと電源ケーブルがある

本体正面。中央からスチームが吹き出すホースが延びている
このように、サイズや見た目はまるで掃除機だ
ホース先端のハンドル部分。先端付近の大きなボタンを押し込むとスチームが吹き出す

 付属のアタッチメントは数が非常に豊富で、全部で14種19個が付属する。そのうち、小さな先端から直接スチームを吹き出しつつ利用するアタッチメントが3個、ブラシの付いた小さなアタッチメントが4個、ブラシの付いた大型のフロア用ノズルが1個、布用ノズルが1個、窓用クリーナーが1個などが、掃除用のアタッチメントとなる。それ以外には、フロア用ノズルや布用ノズルに取り付けて利用するクロス、延長パイプ、タンクに水を入れるときに利用するじょうごとメジャーカップなどが付属している。

 これだけ多数の付属品があると、付属品の収納だけでも一苦労といった感じだが、ESS603には付属品を収納するためのケースが付属しているので、その点は心配ない。ただし、このケースが結構大きく、収納場所に困る人もいるだろう。


ボタンの上にある白いスライドスイッチは、誤操作を防ぐチャイルドロックだ。ボタンを押したままにして固定もできる
アタッチメント類を収納するケース。かなりサイズが大きい
中には、14種19個の付属品が収納されている

ケースの上に本体を置いて収納もできるが、とにかく場所を取る
アタッチメント一覧。これだけあれば、あらゆる場所の掃除に対応できるだろう

 ESS603の使い方は、ハンディタイプのESG303とほぼ同じだ。本体上部のセーフティーキャップを開けて、付属のじょうごとメジャーカップを利用して水を入れる。水を入れたらセーフティーキャップをしっかり締めて、コンセントを接続してスイッチオン。その後、タンク内の水が熱せられて本体横の緑のランプが点灯すれば準備完了となる。電源を入れてランプが点灯するまでの時間は約14分。時期によって多少前後するとは思うが、おおむね10~15分ほど待てば使えるようになる。


まず、本体上部のセーフティーキャップを外してタンクに水を入れる 水を入れるときには、付属のじょうろとメジャーカップを利用する

水を入れセーフティーキャップをしっかり締めたら、電源を入れる
14分ほど待って本体上部の緑のランプが点灯すると使用可能だ

油汚れは本当に気持ちよく落ちる

 まず手始めに、油汚れの酷いレンジ周りの掃除で使ってみることにした。効果のほどを確かめるために、2週間ほど掃除をせず、さらに油料理もわざと増やして、普段にも増して酷い油汚れを作っておいた。そこに、直接スチームを吹きつけてみたところ、面白いように油汚れが浮き上がっていく。あとは、浮き上がった油汚れを雑巾やキッチンペーパーで拭き取るだけ。普段なら、手をべたべたにしながら、たわしなどでごしごし擦ってようやく取っていた油汚れが、いとも簡単に落ちる。


先端にタオルを巻き付けて使用している様子

 ただ、直接スチームを吹きつけるだけでは落ちてくれない頑固な汚れもあった。そこで、先端にブラシの付いたアタッチメントを取り付けて再度試してみたところ、汚れ落ちが格段に向上して、それまで落ちていなかった汚れもほとんどがはがれ落ちてくれた。特に、金属製のブラシの付いたアタッチメントで擦りながら試すと、まさに根こそぎ汚れが落ちるといった感じだった。また、キズが付きやすい素材では、先端にタオルを巻き付けて利用しても、ほぼ同じ効果が得られる。


ハンドル先にストレートノズルをつけて使うのが基本となる
ストレートノズルの先には、このようなブラシ付のアタッチメントを取り付けることも可能
頑固な汚れを落とす場合には、ブラシをつけて擦ればいい

 結果は写真の通りで、頑固な油汚れがほぼ完璧に落ちてくれた。このガスレンジの掃除(レンジ表面のみ)にかかった時間は15分ほど。酷い油汚れの場合には、ある程度時間を掛けてスチームを当てなければ浮き上がってくれないようだった。ちなみに、ブラシで擦るときの力は、たわしなどで擦るときのように力を入れる必要はなく、軽くブラッシングするといった感じでOKだった。


蛇口の根本など、届きにくい場所にはアングルノズルを活用する
掃除前のガスレンジの状態。かなり酷い油汚れがこびりついている
これが掃除後。頑固な汚れもすっきり落ちてキレイになった

エアコンやガラスの洗浄にも適すが不得意な場面も

 ESS603はガラスも掃除できるので、次はベランダの窓を掃除してみることにした。筆者宅のベランダは幹線道路に面していることもあって、窓には黒煙などかなり頑固な汚れがすぐにこびりついてしまう。窓用洗剤を使ってスポンジで擦ればそれらも落ちてはくれるが、ESS603では、洗剤をつけることなく、スチームを吹き当てたそばから汚れが落ちていってくれる。最後は、付属のスクイージーで残った水滴と一緒に汚れをかきき落とすだけ。窓1枚の掃除にかかる時間は1~2分程度ですみ、こちらも想像通りの効果だった。


窓を掃除するには、この布用ノズルを利用する
布製品で利用する場合には、付属のノズルカバーを付けて利用すればいい
窓を掃除するときには、布用ノズルに窓用クリーナーをセットして利用する

窓にスチームを吹きつけ、水滴と汚れをスクイージーではぎ取る
窓を掃除している様子
短時間で黒煙などの汚れが完璧に落ち、このようにピカピカになった

 ただ、同じガラスでも風呂場の鏡は少々結果が異なった。普段から掃除をさぼっていたこともあって、鏡には白い水垢がびっしりとこびりついてしまっている。

 洗剤をつけてスポンジで擦っても全然落ちてくれず、悩んでいたところだったのだ。これもESS603で簡単に落ちてくれるのでは、と思っていたのだが、実際に試してみたところ、水垢が薄くはなったものの、10分ほどスチームを吹きつけてみても完璧に汚れを落とすところまではいかなかった。水垢は薄くなっているので、ある程度の効果があることは間違いないが、油汚れのように気持ちよく落ちてくれるわけではないようだ。


水垢がこびりついた風呂の鏡でも試してみた
水垢は少なくなっているが、完全に落とすことはできなかった

エアコンのフィンの掃除では想像以上の効果で、イヤな臭いが完全に消えた
 次に、エアコンのフィンを洗浄してみることにした。ここ1週間ほどで一気に暑くなったこともあってエアコンをつける機会が増えたのだが、そのたびに感じるのが、かび臭い臭いがするということ。

 そこで、エアコン全面から内部のフィンに向かってスチームを吹きつけてみた。すると、それまで臭っていたイヤな臭いが全くしなくなった。プロのエアコン洗浄のように、本体を分解して行なうというのではなく、フィルターを外して見える範囲内のフィンに満遍なくスチームを吹きつけただけだったが、それだけでも十分な効果が得られたのだ。はっきり言って、市販のエアコン洗浄スプレーとは段違いの効果で、これには大満足だった。

 最後に、フロアノズルを取り付けて、ベランダの床を掃除してみた。フロアノズルは、掃除機の先端ノズルのような物で、中央からスチームを吹きだし、周囲のブラシでごしごし擦りながら汚れを落とすという使い方となる。

 ただ、フロアノズルのサイズが大きいせいか、スチームの吹き出す勢いが弱くなるようで、狭い面積の掃除にもかなりの時間がかかってしまう。時間をかければいいのかもしれないが、こちらも油汚れやベランダの窓のような、気持ちのいい汚れ落ちからはほど遠いものだった。


フロアノズルは、一般的な掃除機のヘッドのような形状だ
中央からスチームが吹きだし、周囲のブラシで汚れを擦り落とす
付属のクロスや雑巾を取り付けて利用することも可能だ

フロアノズルは、延長パイプに取り付けて利用する
スチームの勢いが弱く、汚れ落ちはイマイチだった

用途を絞れば十分魅力がある

 さて、家の中のあちこちで試してみて、結果にはある程度満足だったのだが、使っていて感じたのが、操作が面倒かつ音がうるさいということだ。

 まず操作性についてだが、スチームを出す時に押すボタンがとにかく堅い。筆者でも片手でボタンを押し込むのがつらく感じるほどなので、女性では両手を使わないとまずボタンが押せないだろう。ボタンは押し込んだ状態でロックできるため、長時間使う場合でもボタンを押しっぱなしにする必要はないものの、もう少し軽い力で操作できるようにしてもらいたい。

 また、アタッチメントの取り外しも面倒。つなぎ目からスチームが漏れ出すと危険なのはわかるが、アタッチメントの取り付けが難しかったり、取り外しに力が必要な点はやはり気になる。

 安全性の面で気になったのは、パイプが高温になってしまうこと。ハンドル部分は長時間の使用でもそれほど高温にはならないものの、本体から延びるパイプはどんどん高温になる。ちなみに先端から吹き出すスチームそのものは100℃までに達するため、使用時は火傷には本当に注意したい。またスチーム使用時の音は想像以上にうるさかった。まぁ夜中に使うタイプの製品ではないものの、使える時間帯は限られてくるだろう。


電源ケーブルは自動巻き取り式ではないため、取り出しや収納が非常に面倒
 細かい部分では、電源ケーブルが自動巻き取り式になっていないため収納が面倒だったり、そのために縦置きで収納できないといった点や、アタッチメントを収納するケースが大きく収納場所に困るといった点などが気になった。こういった部分は、海外メーカー製品らしい特徴ともいえるのだが、日本の住環境に合わせた気配りもほしかった。

 あと、思っていたほど万能ではなかったという点も、ちょっと残念だった。スチームのパワーがもう少しあれば、ベランダの床や風呂のガラスの水垢などの掃除にも使いやすかったはずだ。

 とはいえ、油汚れには想像通りの効果が発揮されるし、ベランダの窓ガラスやエアコンなど、満足のいく活躍をしてくれる場面も多い。豊富なアタッチメントが付属して様々な場面で活用できること、40分の連続運転が可能なこと、それでいて2万円ほどと安価なことなどを考えると、スチームクリーナーを試してみたいと考えていた人なら満足できる製品だろう。

 少なくとも、レンジまわりの油汚れには間違いなく活躍してくれるので、油汚れを手軽に掃除したいと考えているのであれば、試してみる価値は十分にあるだろう。





URL
  エレクトロラックス・ジャパン株式会社
  http://www.electrolux.co.jp/
  製品情報
  http://www.electrolux.co.jp/household/products/ess603/index.html

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2008/07/28 00:00

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