家電製品ミニレビュー

こんがりトーストが3分でできあがるハイパワーが魅力! 無印良品の縦型トースター

無印良品らしいデザイン性の高い縦型トースター

 2万円以上もする高級トースターが人気を集めているが、安くても十分良い商品はありますよ! ということで今回紹介するのは、税込み6,990円で購入できる無印良品の「オーブントースター 縦型 MJ-OTL10A」だ。

無印良品の「オーブントースター 縦型 MJ-OTL10A」

 上下2段にパンを焼くスペースを備えたこの製品、トースターとしては珍しい縦型をしている。下段、中段、上段に3本のヒーターを搭載しており、4段階の火力切換が可能。操作は2つのダイヤルで行なう。

 デザインは無印良品らしいシンプルなもの。扉表面にミラー加工が施されているので、使っていないときも美しい。加熱中は、庫内が赤く光る。

メーカー名無印良品
製品名オーブントースター 縦型 MJ-OTL10A
実売価格6,990円

 本体サイズは230×255×325mm(幅×奥行き×高さ)。一般的な食パンなら上下2段に1枚づつ、同時に2枚焼ける。小ぶりのバターロールなら4個一度に、サイズが小さめのイギリスパンなら4枚同時に焼けるサイズだ。本体にはトレーが2枚付属する。もちやチーズなど“とろける”ものを焼くときはトレーの上に載せるといい。

本体サイズは230×255×325mm(幅×奥行き×高さ)。一般的な食パンなら上下2段に1枚づつ、同時に2枚焼ける
扉を開けたところ
もちやチーズトーストを焼くときに使うトレイが付属する
操作はダイヤル式。4段階の火力設定と、15分までのタイマーが設定できる

火力が強いので、慣れるまでは失敗も

 さっそくパンを焼いてみた。小ぶりのイギリスパンを上下2段に4枚入れて、火力はマックスの1,000Wで5分。すると……あっという間に真っ黒になってしまった! 上下2段を使って、1,000Wに設定した場合、食パンなら3分ほどで良い感じに焦げ目がつく。

 一般的なトースターに比べてヒーターとパンの距離が近く、火力が強め。例えば、ロールパンなどは上ヒーターを付けるとあっという間に焦げてしまうので、上ヒーターは切って、下ヒーターあるいは真ん中のヒーターだけを稼働させると良い。

ヒーターとパンの距離が近い
小ぶりのイギリスパンを4枚一度に焼いた。1,000Wで5分焼いたら、あっという間に真っ黒になってしまった
食パン2枚を焼いたところ。1,000Wで3分がちょうど良かった
ロールパンは上ヒーターを切って、真ん中のヒーターだけで加熱すると焦げない

 おおざっぱで、ちょっと焦げたくらいのパンが好きな私は、これまでトースターの時間設定も規定よりはちょっと長めにしていたが、この製品に関しては、長めに設定すると、食べるのをちょっと躊躇するくらいに焦がしてしまう。慣れないうちは時間設定を短めにして、足りない場合はちょっと追加するというくらいの方がいいかもしれない。

 慣れないうちは手こずったが、高火力で一気に焼き上げたパンは、表面がパリっとしておいしい! 短時間で焼き上がるというのも、忙しい朝には嬉しい。

おもちやピザトーストもこんがりおいしく焼き上がった

 続いて、トレーを使っておもちやピザトーストも焼いてみた。どちらもこんがり焼き上がった。ただし、焼き網とヒーターの間の高さがないので、5枚切りの食パンに具を載せたピザトーストはサイズがギリギリだった。

冷凍したおもちをトレーの上に載せて加熱
上段と中段のヒーター700Wで10分ほど加熱した。凍っていたのもあって、加熱時間は長めに設定
ぷくっと膨らんだお餅
こちらはピザトースト。5枚切りの食パンに具を載せると、高さがギリギリ
4分の加熱でこんがり
裏までサクット焼き上がった

 注意したいのは、トレーについたチーズやおもちの掃除が大変だということ。水洗いして、ゴシゴシこすってもなかなかとれなかった。トレーの上に、クッキングシートなどを敷いてから使うのがいいだろう。

 高さがないので、グラタンなどのオーブン料理は焼けないが、毎朝のパンをスピーディーに焼きたいという人にはお勧め。ちょっと個性的なデザインがキッチンのアクセントにもなる。

パンくずなどは本体下からトレーを引き出してお手入れ可能
個性的なデザインがキッチンで目立つ

阿部 夏子