ぷーこの家電日記

第110回:不思議な食感。クッキングトイで卵だけで作るプリンが楽しい美味しい

 先日「卵あるけど食べる?」と、友達から言われて「???」ってなったんだけど、友達が用意してくれたのは、見た目そのまんま卵で、割ると中身はプリンという、結構びっくりな北坂養鶏場の「たまごまるごとプリン」だった。それは養鶏場の美味しい卵を、殻のまま高速回転で撹拌させてから高温スチームで蒸して、卵100%でプリンのような食感に仕上げたスイーツ。

 生卵を割るのと同じ要領で割ると、中からプリンが出てくる! すごーい! 付属のシロップをつけながらスプーンで食べると、濃厚なプリンみたい! 面白い! 美味しい! へぇ~って感激しながら食べながら、ハッと思い出した。

 「こんな感じのを作れるクッキングトイがあったはずだ!」

 以前、「第22回:20ウン年越しの物欲を成仏! クッキングトイへの憧れ!」で書いたけれど、子供の頃からの憧れクッキングトイ。わたくしクッキングトイには結構敏感なのです(笑)。子供の頃の我慢は、大人になって大きな反動になって返ってくる。いまだに憧れでワクワクしちゃうのです。でも結構自粛してて、買わないようにしているんだけどね……。

 たまごまるごとプリンを食べながら、Amazonで探してみるとやっぱりあった! タカラトミーアーツから去年発売になった「おかしなたまご まわしてまわしてまるごとプリン」だ!

 我が家の近所のスーパーには野菜の直販所みたいなコーナーがあるんだけど、卵も10種類以上あって結構美味しかったりする。まるごとプリンの食べ比べとかできちゃうんじゃない?? ってまるごとプリン食べながらその場でポチっと買っちゃった(笑)。

 まるごとプリン作っちゃうぞ! 卵だけだから変なお菓子食べるよりヘルシーだ♪なぁんて思ってたけど、ヘルシーにしたいんだったらシロップ掛けたら意味がないじゃん! と、当たり前すぎることに注文した後に気づく(笑)。でも、シロップじゃなくて出汁醤油とかかけて食べると、プリンじゃなくて茶碗蒸しっぽくなるらしいので、そっちの路線で。

 「おかしなたまご」は、卵を割らずにプリンを作れるというアイテム。生卵を本体にセットしたら手動のレバーをぐるぐる約2分間回して、そのあとお湯の中に卵を入れて焼く30分放置、最後にカラメルソースをかけて完成というもの。

 レビューに「失敗しました」とか「難しい」とか結構たくさん書いてあって、うまくいくのかな? って思ったけれど、テレビを見ながら気楽にグルグルーって適当に作ってみたら、1個目から失敗知らずバッチリ。腕の力が強いから? でも、結構腕が疲れる。ハンドル回す方の腕じゃなくて、本体を抑えている手の方がすんごい疲れる! 出来上がって一番楽しみなのはやっぱり割る瞬間。「おおぉぉおお」って分かっていても感激してしまう。

 プリン風の食感にするには茹で時間がポイントみたいで、説明書の半分くらいの時間が良さそう。それ以上すると黄身と白身が混ざったただのゆで卵になる。そこは結構コツが要りそう。でも、料理に使えないかなーなぁんて考えながら作ってたので、少し茹で過ぎても問題ない。

 いくつか試作しつつ、晩御飯にも活用。肉豆腐に入れてみたら結構イケる!普通のゆで卵よりも味が染み込むし、なんとも言えない食感がまた不思議。味卵とかにすると固くなりすぎず味も染みて結構いいかも! ミートローフに使うと見た目も綺麗で面白かった。ポテトサラダとかにも悪くないけど、まぁ普通のゆで卵でいいかな(笑)。

 考えたら色々料理に使えそうだな。とは思ったけど「うん。もう満足!」という感じで、一通り遊んだら満たされてしまった(笑)。飽きるだろうなぁと予想はしていたけれど早い! 楽しいし結構感激するので、今度小学生のお子さんがいる同僚にプレゼントしようかな。

 クッキングトイって本当に楽しいし色々使ってみたいけれど、1回だけでいいんだよなぁ。なので、クッキングトイカフェとかあったら、すごく通いたい! そこまで高いおもちゃでもないけれど、すぐ使わなくなるって分かっているおもちゃを買うのはやっぱり躊躇しちゃう……。クッキングトイカフェ誰か作ってください。お願いします(笑)。

 そして、この「おかしなたまご まわしてまわしてまるごとプリン」あまり「プリン」って期待して買うと、「プリンじゃない! 卵じゃん!」ってなると思われるけど、そりゃ卵だもん。当たり前じゃん。と、一応注意書き(笑)。

 そして、ゆで加減がコツではあるけれど、原材料が卵オンリーなので、もちろん使う卵の味に左右されるので美味しい卵を使うことが美味しいプリンのコツだと、当たり前すぎることも一応注意書きとして(笑)。

徳王 美智子