やじうまミニレビュー

金色のゆで卵が簡単に作れる「まわしてプリン」

やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです
おかしなたまご まわしてまわしてまるごとプリン

 なにやら世間はハロウィンづいてきた。ちょっとビックリするようなメニューが欲しいとお考えの方には、今回ご紹介する「おかしなたまご まわしてまわしてまるごとプリン」(以下、まるごとプリン)はいかがだろうか。なんとこれ、黄身も白身もないゆで卵が作れるアイテムなのだ。

 外見は確かにまごうことなき普通の卵なのに、割ってみたら中がパステルイエロー1色。どうしたの? どうやったの!? と言われること間違いなしのアイテムなのである。

メーカー名タカラトミーアーツ
製品名おかしなたまご まわしてまわしてまるごとプリン
購入場所Amazon.co.jp
購入価格1,968円

生卵を高速で回転させるマシン

 種明かしをすると、生たまごを高速でぐるぐる回転させただけ。これだけで殻の中で白身と黄身が混ざってしまう。ただ、問題は腕を振り回したくらいでは難しいということ。中で攪拌できるほど混ぜるには、相当高速に回転させなくてはならない。それを子供でも可能にしたのが、「まわしてプリン」だ。

 仕組みは単純。プリンをモチーフにしたたまごカプセルの中に、生たまごを1つ入れて本体にセットしたら、右サイドのハンドルを前後に2分間ほど動かすだけ。ハンドルを動かすたびに卵ケースが前後にぐるぐると激しく回転し、衝撃で中の黄身が割れて混ざるのだ。入れられる卵のサイズは高さ55~61mm、直径42~46mmの鶏卵となっている。

中にプリン風のたまごケースが見える
構造はとても簡単
たまごカプセルの中に生卵を入れてフタをする
卵セット完了
あとはレバーを前後に動かすだけ

 2分間回転させたところでラップで包み、沸騰させたお湯で温めると、加減によってプリン風にもなればゆで卵にもなるというわけだ。通常は2分間十分に攪拌すれば、まず間違いなく混ざっている。心配なときは、懐中電灯で確認しよう。全体が明るく透明に透けて見えたら攪拌前。混ざると暗くなり、光源に近い部分だけが明るく見える。

回転前の生卵
2分間回転させたあとの生卵
割れないようラップにくるんだら、お湯に入れてふたをして30分待つ

金色のゆで卵が簡単にできた

 やってみたところ、いとも簡単に金色のゆで卵を作ることができた。殻をカットして、カラメルソースなど好きなソースをかけるとけっこう美味しい。中はシンプルに卵味なのだが、だし汁をかけると茶わん蒸し風、カラメルソースをかけるとスイーツとして味わえるところもユニークだ。

 本体の構成もシンプルで、特に組み立て作業などもいらない。ハンドルを動かすだけなので、子供でも操作できる。底に滑り止めがついていないため、カプセル部分を上からしっかり抑えておく必要はあるが、さほど力も使わずに回転させることができるのは便利だ。

説明通り30分入れておいたら、中までしっかり固まったゆで卵になってしまった

 ただ1つ難しかったのが、プリン状態の柔らかさに仕上げることだった。卵1個につき1リットルのお湯を沸かし、火を止めて中に入れてフタをして30分……とあるが、筆者がやると、どうしても全体がしっかり固まったゆで卵になってしまう。しかも黄身と白身が混ざることで、殻が綺麗に剥けなくなるという点も知っておきたい。基本的にはスプーンで食べるものと考えたほうがよさそうだ。

 最終的には温泉卵が作れる容器を使い、2個同時に15分間温めることで部分的に柔らかく仕上げることができた。湯加減は各自調整してコツを掴む必要がありそうだ。

温泉卵作り器を使って、半熟状態に
ティースプーンを使うと食べやすい

 ゆで卵でもプリンでも、どちらにしても初めて見る方にとっては驚きの1品になること間違いなし。アレンジ次第でそのままお弁当のおかずにも使えそうな「まわしてプリン」、ぜひお試しいただきたい。

すずまり