やじうまミニレビュー
金色のゆで卵が簡単に作れる「まわしてプリン」
by すずまり(2014/10/22 07:00)
なにやら世間はハロウィンづいてきた。ちょっとビックリするようなメニューが欲しいとお考えの方には、今回ご紹介する「おかしなたまご まわしてまわしてまるごとプリン」(以下、まるごとプリン)はいかがだろうか。なんとこれ、黄身も白身もないゆで卵が作れるアイテムなのだ。
外見は確かにまごうことなき普通の卵なのに、割ってみたら中がパステルイエロー1色。どうしたの? どうやったの!? と言われること間違いなしのアイテムなのである。
メーカー名 | タカラトミーアーツ |
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製品名 | おかしなたまご まわしてまわしてまるごとプリン |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 1,968円 |
生卵を高速で回転させるマシン
種明かしをすると、生たまごを高速でぐるぐる回転させただけ。これだけで殻の中で白身と黄身が混ざってしまう。ただ、問題は腕を振り回したくらいでは難しいということ。中で攪拌できるほど混ぜるには、相当高速に回転させなくてはならない。それを子供でも可能にしたのが、「まわしてプリン」だ。
仕組みは単純。プリンをモチーフにしたたまごカプセルの中に、生たまごを1つ入れて本体にセットしたら、右サイドのハンドルを前後に2分間ほど動かすだけ。ハンドルを動かすたびに卵ケースが前後にぐるぐると激しく回転し、衝撃で中の黄身が割れて混ざるのだ。入れられる卵のサイズは高さ55~61mm、直径42~46mmの鶏卵となっている。
2分間回転させたところでラップで包み、沸騰させたお湯で温めると、加減によってプリン風にもなればゆで卵にもなるというわけだ。通常は2分間十分に攪拌すれば、まず間違いなく混ざっている。心配なときは、懐中電灯で確認しよう。全体が明るく透明に透けて見えたら攪拌前。混ざると暗くなり、光源に近い部分だけが明るく見える。
金色のゆで卵が簡単にできた
やってみたところ、いとも簡単に金色のゆで卵を作ることができた。殻をカットして、カラメルソースなど好きなソースをかけるとけっこう美味しい。中はシンプルに卵味なのだが、だし汁をかけると茶わん蒸し風、カラメルソースをかけるとスイーツとして味わえるところもユニークだ。
本体の構成もシンプルで、特に組み立て作業などもいらない。ハンドルを動かすだけなので、子供でも操作できる。底に滑り止めがついていないため、カプセル部分を上からしっかり抑えておく必要はあるが、さほど力も使わずに回転させることができるのは便利だ。
ただ1つ難しかったのが、プリン状態の柔らかさに仕上げることだった。卵1個につき1リットルのお湯を沸かし、火を止めて中に入れてフタをして30分……とあるが、筆者がやると、どうしても全体がしっかり固まったゆで卵になってしまう。しかも黄身と白身が混ざることで、殻が綺麗に剥けなくなるという点も知っておきたい。基本的にはスプーンで食べるものと考えたほうがよさそうだ。
最終的には温泉卵が作れる容器を使い、2個同時に15分間温めることで部分的に柔らかく仕上げることができた。湯加減は各自調整してコツを掴む必要がありそうだ。
ゆで卵でもプリンでも、どちらにしても初めて見る方にとっては驚きの1品になること間違いなし。アレンジ次第でそのままお弁当のおかずにも使えそうな「まわしてプリン」、ぜひお試しいただきたい。