読者投稿

アナログレコードのよさを改めて実感、マイクロ精機のターンテーブル

「わたしの思い出家電」は、自宅にある、もしくはあった懐かしい家電製品を、それにまつわる思い出とともに紹介する読者投稿コーナーです(編集部)

メーカー・製品名
マイクロ精機のターンテーブル「BL-101」

投稿者
東京都 Ry0さん

購入時期
1986年頃

購入時の金額
10万円前後

思い出

それまでトリオのDDプレーヤーKP7600を愛用してきて、アナログらしいしなやかな再生音を目指したものの満足できず、ベルト・ドライブのターンテーブルに好みのアームを選択できるマイクロ精機の本製品に買い替えた。

アームには当時流行りのスタテックバランスではなく、スプリングにより針圧をかけるダイナミック型のフィデリティ・リサーチ社のFR-64fx(当時60,000円前後で購入)を選択し、軽針圧カートリッジの性能を余すところなく引き出そうと試みた。

カートリッジはMMとMCを複数本常用し、聴く音楽のジャンルによって使い分けていたが、日常的にはMCのような繊細感のあるMM型のEMPIRE 4000D IIIを使用することが多かった。的確なアーム調整をすれば、針圧1.2g前後で極めてきめの細かい伸びやかな再生音を得られるが、クリティカルなキャラクターもあり、スクラッチ・ノイズが気になる側面も有していた。

付属のターンテーブル・シートは音が硬く、色々トライしてパイオニアのブチルゴム製JP501がベストマッチであった。

最近、アナログ・レコードが若い人たちに見直され、減産が続くCDを尻目にレコード盤は増産に転じていると耳にするが、実際に今現在でも同じ音源で聴き比べると、アナログ盤は高域がなだらかに減衰し、20kHzでスパっとカットされたCDの音とは異なる別世界を味わわせてくれる。

今回の投稿に際してヤフオクを覗いてみたら、中古のターンテーブルやアームが、購入当時より高額の価格で出品されていて大変驚いた。これからも永く使い続けたいと改めて感じた次第である。

投稿募集

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