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上半期はエアコンと調理家電が好調――GfK調査
~掃除機はハンディー型やロボット型が拡大
(2013/8/19 00:00)
GfK Japanは14日、2013年度上半期の家電及びIT市場の動向を発表した。ここでは、生活家電分野の調査結果をお知らせする。
冷蔵庫
前年同期比で5%増の249万台。容量別では、200L以下が41%、201~400Lが22%、401L以上が37%を占めた。この構成比は前年とほぼ変わらない。
大容量タイプでは、デザインや素材で高級感を出したプレミアムタイプが販売を伸ばしつつあるという。
洗濯機
前年同期比で1%増の277万台。タイプ別では、縦型が233万台で2%増、ドラム式が35万台で3%減。縦型の比率は84%で1%増えた。
容量別では、5kg台以下が28%、6~7kgが35%、8kg以上が37%。縦型においては大容量機種へのシフトがみられ、9kg以上の機種が占める比率は、2年前から7%増えて10%となった。
エアコン
前年同期比で9%増の390万台。全国的に前年比を上回っているが、特に北海道・東北地方で好調。全国に占める構成比は、4年前の2.6%から5.1%へと拡大している。
掃除機
前年同期比で7%増の418万台。
市場の約6割を占めるキャニスター型(シリンダタイプ)は3%減だったが、スティック型が15%増、ハンディー型が34%増、ロボット型が55%増と伸びている。
スティック型は充電タイプ、ハンディ型はふとん掃除に特化した製品が販売を伸ばしたという。ロボット型の販売台数は、3年前の約4倍に拡大している。
調理家電
調理家電分野では、ノンフライヤーなどの「電気フライヤー」や「低速ジューサー」がヒット商品となり、売り場が活性化したという。
コーヒーメーカーは、前年同期比7%増の110万台。とくに、1杯ずつ抽出する製品が需要を拡大した。
また、ミキサーは18%増、ハンドブレンダーは7%増と、販売数を伸ばしている。