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パナソニック、スマホで操作できるエアコンの下位モデル

SXシリーズ

 パナソニックは、スマートフォンで操作ができるエアコンの下位モデル「SXシリーズ」6機種を、1月に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は16万~25万円前後。

 同社が2012年10月に発売した、最高級モデルのエアコン「Xシリーズ」に次ぐクラスのエアコン。Xシリーズと同様、スマートフォンを使って外出先から電源をOFFにしたり運転状況が確認できる連動機能や、センサーが日射量を検知し、冷暖房のムダを見つけて自動で節電する「エコナビ」機能を備えている。さらに、パナソニック独自の除菌・脱臭イオン技術「ナノイーイオン」の放出機能も搭載している。

 一方で、Xシリーズに採用されている、人やモノを検知するセンサー機能や、室外機から出る排熱を暖房パワーに変換する「エネチャージシステム」、上半身と足元の温度差を2枚のフラップで快適にコントロールする「ムービングフラップ」機能は省かれている。代わりに、予約時間前にコンプレッサーを予熱する「チャージタイマー」、室内機の横一杯に吹出口を設けた「フルワイドフラップ」が搭載されている。

 14畳向けモデル「CS-SX403C2」の本体サイズは、室内機が295×790×265mm(幅×奥行き×高さ)で、室外機が540×780×289mm(同)。電源は単相200V。消費電力は冷房時が155~1,420Wで、暖房時が145~2,850W。期間消費電力量は1,512kWh。APFは5.3。新省エネ基準達成率は108%。

最廉価モデルのFシリーズ

 SXシリーズのさらに下位モデルとして、エコナビとナノイーを備えた省エネモデル「EXシリーズ」、スマホ連携機能とエコナビ、ナノイー機能を搭載した「Tシリーズ」、ナノイーのみ搭載の「Jシリーズ」、機能を省いた最廉価モデル「Fシリーズ」の4シリーズも用意される。店頭予想価格は、EXシリーズが12万~21万円前後、Tシリーズが9万~17万円前後、Jシリーズが8万~16万円前後、Fシリーズが7万~15万円前後。

正藤 慶一