東芝ライテック、工場/倉庫向けの高天井用LED照明器具

~メタルハライドランプと同じ明るさで65%の消費電力を削減
LED高天井器具 1kW形相当

 東芝ライテックは、大型の工場や倉庫などの高天井空間で使用されているメタルハライドランプを置き換えるLED照明器具「E-CORE LED高天井器具を2013年1月15日に発売する。

 1kW形、400W形、250W型のメタルハライドライプに相当する3機種が用意され、それぞれに広角配光モデルと中角配光モデルが用意される。価格は1kW形が367,500円、400W形が183,750円、250W型が92,400円。

 1kW形のメタルハライドランプの場合、消費電力は1,050Wだが、LED化することにより412W、さらに使用初期の無駄な明るさをカットする初期照度補正を含む平均消費電力は365Wとなり、消費電力が65%削減される。器具光束は43,300lmで、メタルハライドランプとほぼ同等の明るさとしている。

 同様に、400W形では約56%、250W形では約65%の消費電力削減を実現した。

 また、LED高天井器具の製品寿命は60,000時間で、メタルハライドランプの約5倍と長く、メンテナンスコストを大幅に削減できるとしている。

 各器具には約5%~100%の範囲で連続調光できる機能が搭載されており、必要に応じた明るさを提供しながら一層の省エネ化が図れる。

 また、メタルハライドランプでは、電源スイッチを入れてから明るさが安定するまで10分程度、いったん消灯してから再度点灯するまで30分程度の時間がかかる。LED高天井器具の場合、点灯と再点灯は瞬時に行なえるため、こまめな点灯と消灯が可能になる。

 本体サイズは、1kW形が421×421×227mm、重量は9.6kg。メタルハライドランプに比べ、小型軽量で、照明器具用の昇降装置との併用も可能としている。

メタルハライドランプとLED器具との比較





(伊達 浩二)

2012年11月13日 15:38