冷蔵庫の不満1位は「冷凍室の容量の少なさ」、ハイアール調べ
ハイアールが単身者向けに展開する冷凍室が大きめの冷蔵庫。庫内容量138Lの「JF-NF140D」 |
ハイアールジャパンセールスは、「冷凍冷蔵庫/冷凍庫に関する実態調査」を既婚男女1,000名を対象に行なった。調査によると、ライフスタイルの変化などから冷凍室が活用されており、現在使っている冷蔵庫の冷凍室の容量に不満を持っている人が多いことが明らかになった。
現在使用している冷蔵庫・冷凍室への不満点1位は「冷凍室の容量の少なさ」で46.8%の人が回答、次いで、電気代の高さ(15.7%)、野菜室の容量の少なさ(15.5%)、冷蔵室の容量の少なさ(15.3%)という結果になった。なお、不満は特にないと答えた人も30.5%いた。
また、購入年数が古い製品を使っている人ほど、冷凍室容量の少なさに不満を感じていることも明らかになった。5年前~10年前の製品を使っている人の中で冷凍室の容量の少なさに不満を感じている人は54.7%、11年前~15年前の製品を使っている人は50.3%で、1年未満~4年前の比較的新しい製品を使っている人は35.5%程度と、冷凍室の容量に不満を感じている人は比較的少なかった。
一方、「次に冷蔵庫を購入する際に重視するポイントは?」という質問に関しては「電気代」が48.5%で1位、2位は「冷凍室の容量(大容量)」が46.1%、3位は「価格」で43%という結果になった。「機能充実」(27.3%)や「冷蔵室の容量」(29.2%)、「野菜室の容量」(21.1%)よりも冷凍室の容量を重視する人が多かった。
現在使っている冷蔵庫のへの不満については「冷凍室の容量の少なさ」と答える人が46.8%で最も多かった | 「次に冷蔵庫を購入する際に重視するポイントは?」という質問に対しては、「電気代」が48.5%で1位、2位は「冷凍室の容量(大容量)」が46.1%、3位は「価格」で43%という結果になった |
なお、冷凍室の大容量化については、「冷凍室は大容量の方がいいですか」という質問も設けた。結果は、「大容量がいい」が40.3%、「やや大容量がいい」が56%で、合計96.3%の人が大容量に関心を持っていることが明らかになった。
7割以上の人が普段の冷凍室の中がいっぱいだと回答している |
実際、「普段の冷凍室の中はいっぱいだと感じているか」という質問には「ややいっぱいだと感じる」が41.8%、「いっぱいだと感じる」が30.9%で、合わせて7割以上の人が冷凍室の中がいっぱいだと回答している。
冷凍室の活用方法については、一般的な肉・魚や野菜、ごはん、パンなどの食材が半数以上を占めたほか、作りおき惣菜や離乳食を冷凍するという人もいた。また、さらには臭い消しのために生ゴミを入れる人や、節電対策として保冷剤や氷枕を入れる人もおり、家庭によって様々な活用方法があった。
冷凍室の活用方法については、食品といった一般的なものから、氷枕や保冷剤などと答える人も多く、活用方が多岐にわたることが明らかになった |
冷凍室や冷凍庫が、特に目一杯になる時期についての設問では、8月が71%で、ダントツの1位となり、次いで7月(59.1%)、6月(31.1%)と夏季に集中する結果となった。
ハイアールでは、共働き夫婦の増加や宅配サービスなどの充実といったライフスタイルの変化から、冷凍室の活用シーンが以前より増え、家庭の冷蔵庫の冷凍室はほぼ埋まっている状態であることを指摘。今後の冷蔵庫選びの基準として「冷凍室の大容量化」は欠かせない要素であるとしている。
(阿部 夏子)
2012年7月13日 13:14