ダイキン、内部の清潔性にこだわった除加湿清浄機「クリアフォース」

クリアフォース MCZ65M

 ダイキン工業は、本体の内部清浄機能を向上させた除加湿清浄機「クリアフォース MCZ65M」を11月1日より発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は89,800円。

 加湿/除湿/脱臭/集塵の4つの機能を搭載した空気清浄機「クリアフォース」シリーズの最新モデル。プラズマ放電の一種であるストリーマ放電により、酸化分解力の高い活性種(高速電子)を発生させる、ダイキン独自の技術「光速ストリーマ」を搭載で、加湿に使用する水を除菌するほか、空気清浄機に取り込んだ空気に含まれる細菌やカビ、アレル物質などを除去する効果があるという。

除湿エレメントの除湿ローターの汚れを定期的に知らせる。新モデルでは基準を従来より厳しくした

 MCZ65Mでは本体内部を自動で洗浄する機能を向上させた点が特徴。清浄機能を強化したのは、除湿運転時に湿気を吸着する除湿エレメント部分。クリアフォースでは従来より、除湿エレメントが汚れたら洗浄時期を知らせる機能を搭載していたが、新製品ではその基準を従来より厳しくした。洗浄は、本体に搭載されている「内部洗浄」ボタンを押すだけで、自動で行われる。

 除湿エレメント以外の洗浄機能としては、空気清浄フィルターや加湿フィルターに付着した菌を、ダイキン独自の「光速ストリーマー」機能によって除菌するほか、加湿・除湿運転後のカビの発生を抑制する「内部乾燥」機能などを搭載する。同社は「年間を通じて本体内部を清潔に保つことができる」としている。

 運転モードでは、加湿と除湿を組み合わせた独自の「水de脱臭」機能を搭載する。加湿運転によって、水分子を空気中に放出し、壁やカーテンに染みついたニオイを取り出し、除湿運転でニオイを水分子と共に回収するという。

 そのほか、冬場の室内結露を防ぐために、自動で加湿から除湿に切り替えて運転する「ハウスキープ運転」、喉や肌に最適な高めの湿度に自動でコントロールする「のど・はだモード」、部屋干しの衣類を除湿運転で乾燥させる「ランドリー乾燥」などを搭載する。

湿度表示モニターのバックカラーを従来のグレーからブラックに変更。見やすくなったという

 本体デザインは、前面の湿度表示モニターのバックカラーをグレーからブラックに変更。従来より見やすくなったという。

 本体サイズは395×290×638mm(幅×奥行き×高さ)で。重量は16kg。適応床面積は、空気清浄機単独で22畳、加湿機能で16/10畳(プレハブ/木造)、除湿機能で13.5/10.5/6.5(鉄筋/プレハブ/木造)。1分間の最大風量は6.3立方m、1日の除湿能力は5.5L。タンク容量は4L。





(阿部 夏子)

2011年10月20日 15:06