ピップ、高齢者向け“コミュニケーションロボット”うなずきかぼちゃん

 ピップは、高齢者向けのコミュニケーション型ロボット「スマイルサプリメントロボットうなずきかぼちゃん」を11月中旬より発売する。希望小売価格は21,000円。

スマイルサプリメントロボットうなずきかぼちゃん製品パッケージ(左)と本体(右)

 高齢者の認知機能の低下、気分の低下等の問題を解消するために開発されたコミュニケーション型のロボット。本体に話しかけると、言葉の途切れを自動で認識し、うなずきながら返答をするほか、5種類のセンサーにより、自己の状態を認識し、それに合わせた発話をする機能も備える。

 また、ユーザーとより親密な関係を築けるように、呼び名はおじいちゃん、おばあちゃんなど6種類の中から1つを選択できる機能や、時間や季節に応じて発話する機能も備える。

 本体デザインは、「安心」をキーワードとした子供らしいデザインを採用。操作性の面では、高齢者でも聞き取りやすいように、言葉を明瞭かつゆっくり、大きく発言するほか、初期設定も簡単にできるように工夫しているという。

 本体は高さ約28cmで、重量は約680g。電源は別売りのアルカリ単二乾電池4本。

 なお、スマイルサプリメントロボットうなずきかぼちゃんは、ピップと玩具メーカーのウィズが共同で開発したもので、開発過程においては、ロボットの企画立案から製品化まで広く関わるロボリューションの協力を得ているという。

 同製品は、大阪市の社会福祉事業に寄贈され、同管轄の約103カ所の特別養老老人ホームに配布される。





(阿部 夏子)

2011年10月14日 15:10