パナソニック、明るさと連動して光色が変わる“シンクロ調色”のLED照明器具

 パナソニック電工は、暮らしの状況に合わせて明るさと光色が連動して変化するLED照明「シンクロ調色LED照明器具」を開発。ダウンライトやペンダントライトなど4品番を、11月21日に発売する。希望小売価格は工事費別で41,475円から59,850円。

「シンクロ調色LED」のLEDダウンライト LGB72233LEDダイニングペンダント LGB10903WLEDアッパーブラケット LGB81540
光源となるLEDユニット

 シンクロ色調LED照明は、光の3原色である赤・緑・青のLEDを搭載したLEDユニットを光源とするLED照明。このLEDユニットは、同社独自の波長制御技術と、LEDデバイスの制御、光学技術が採用されており、調光器で明るさを調節することで、それに連動して光色が2,000Kから5,000Kまでの間で変化し、快適な空間が演出できるという。

 例えば、明るさを弱めた場合は、白熱電球のような暖かみのある色で変化する(2,000K~2,800K)。逆に明るさを強めた場合は、自然光の光色の変化を再現した美しい光で変化するという(2,800K~5,000K)。

 この光色の変化により、夕食の際には明るさを柔らかくしたり、リビングで勉強する際には白く明るい光にするなど、光で暮らしのシーンに合った空間演出が手軽にできるという。なお、本製品における明るさと光色の関係は、オランダの物理学者クルイトフが研究した、明るさと光色で人が快適に感じるとされる領域「クルイトフの快適領域」に基づいているという。

 ラインナップには、ダウンライトやペンダントライト、ブラケットなど4種類を用意。故障など万が一の際には、LEDユニットだけの交換もできる。

LEDユニット内部にRGBのLEDを搭載。明るさに応じて、光色が快適になるように変化するシンクロ調色LEDによって変わる明るさのパターン
光色に暖かみのある電球色を採用した場合。夕食など寛ぎの時間に向くという昼白色の場合。朝食に向くという
LEDアッパーブラケットを使用した寝室のようすダウンライトを使ったリビングの変化のようす

 同社ではこのほか、LEDシーリングライトなど約180種のLED照明器具を発売する。LEDシーリングライトでは、現在発売している四角形タイプに丸型を追加する。

LEDシーリングライトは、従来の四角形に続き、丸型が追加される枠のカラーも選択できる。写真はライトナチュラル






(正藤 慶一)

2011年9月8日 13:58