東芝、短時間で賢く掃除できる掃除ロボット「スマーボ」

Smarbo(スマーボ) VC-RB100

 東芝ホームアプライアンスは、短時間で賢く掃除できる掃除ロボット「Smarbo(スマーボ) VC-RB100」を10月1日より発売する。希望小売価格はオープンプライス。店頭予想価格は9万円前後。

 2つのCPU(中央演算処理装置)と38個のセンシング機能、カメラ機能を搭載したロボットクリーナー。室内の通過したルートを自動で記録するため、同じ場所を何度も掃除することがなく、約2畳分の広さを約2分の短時間で掃除できる点が特徴。本体に搭載された、加速度センサー、距離検知センサー、角度を検知するジャイロセンサーなどの多様なセンシングと、カメラなどから得た情報を内部のCPUで即座に分析、制御し、室内を25cm平方の区画に分けて認識し、本体が掃除したルートを記憶しながら運転するという。

 本体は充電式で、1回の充電で、約90分、約60畳(100平方m)まで掃除できる。充電1回あたりの電気代は約2円で、充電時間は約120分。掃除終了後は自動で専用の充電台に戻り、再度充電を開始する。フローリングで使用した場合の運転音は約52dB。

本体には38のセンシング機能、カメラなどが搭載されている

 安全面では、室内の障害物、壁への衝突を避ける赤外線方式の障害物センサーを本体前方に8個搭載するほか、約5cmの段差を認識する段差センサーを3個搭載する。また、赤外線信号で本体の動きを制御する「バーチャルガード」を本体に2個付属する。植木や家具などスマーボを近づけたくない場所に「仮想フェンス」を設けることができる。なお、掃除中に本体を持ち上げると自動で運転を停止する機能も備える。

障害物センサーや段差センサーによって衝突や落下を防止するほか、付属のバーチャルガードを使って仮想フェンスを設けることもできる

 運転モードは、室内を等間隔で往復する「自動モード」、開始範囲を中心に約1.5mの範囲を掃除する「スポットモード」、室内を異なる方向から等間隔で往復する「念入りモード」、リモコンで操作する「手動モード」の4つを搭載する。

4つの運転モードを搭載する
集塵方式は、本体両脇のサイドブラシ、本体下の回転ブラシ、フィルターなどを用いた独自の「6ステップゴミ取れ方式」を採用

 集塵方式は、本体両脇のサイドブラシ、本体下の回転ブラシ、フィルターなどを用いた独自の「6ステップゴミ取れ方式」を採用。サイドブラシと回転ブラシでゴミをかき集めた後に、細かいゴミと空気を分離、回転ブラシの毛を中央に集め、回転ブラシに付いた毛をはずし、細かいゴミをフィルターで捕えたあとに排気する仕組み。集塵容量は0.6Lで、ダストボックスとフィルターは水洗いに対応する。

 そのほか、便利な機能としては、回転ブラシの回転速度がアップし、しっかり掃除したい時に便利な「ターボ」機能、壁・家具などの障害物の際まで掃除できる「かべぎわ」機能、分単位で設定した時刻に自動で運転する「タイマー/デイリー」機能を採用する。また、同梱のモップを付けることで、フローリングの拭き掃除にも対応する。

本体付属品

 本体サイズは355×355×93mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は3.7kg。本体充電時の消費電力は40W。バッテリーはニッケル水素電池。本体には、専用充電器、バーチャルガイド、お手入れブラシ、リモコンなどが付属する。本体カラーはプラチナブルー。充電器の電源コードの長さは1.5m。





(阿部 夏子)

2011年8月24日 15:56