イオン、実売1,580円のLED電球を7日から全国発売
イオンは、同社のプライベートブランド「トップバリュ」から、E26口金のLED電球「トップバリュ共環宣言 LED電球」を、グループ2,000店舗にて10月7日より発売する。光色は昼白色相当、電球色相当の2種類、明るさは60W相当タイプ、40W相当タイプの2種類が用意される。店頭販売価格は、60W相当タイプが1,680円、40W相当タイプが1,580円。
トップバリュ共環宣言 LED電球 電球色相当。60W相当タイプと40W相当タイプが用意される | 昼白色相当。こちらも60Wタイプと40Wタイプが用意される |
60W相当の全体写真。口金付近がくびれており、電球らしい形状をしている | カバーは乳白色で、LEDの光源は見えない |
ジャスコ・サティ・マックスバリュなど、全国のイオングループ店舗で販売されるE26口金のLED電球で、他社製品と比べて安価な価格設定が特徴。60W相当タイプが1,680円、40W相当タイプが1,580円と、国内家電メーカーでは2千円台の製品が多い中、購入しやすい価格となっている。
低価格が実現できた理由について、イオントップバリュの取締役 トップバリュ商品本部長 堀井健治氏は物流コストを抑えたことを指摘。「国内メーカーの海外の工場で一括生産したものを、自社の物流センターでコンテナ単位で納品し、2,000店舗に自社物流で配送している。そのため、1,580円、1,680円という価格が実現できた」と説明した。
イオントップバリュ 取締役 トップバリュ商品本部長 堀井健治氏 | 海外から自社の流通センターに納入し、自社流通網で全国に配送するため、コストが大幅削減できたという |
製品としては、本体重量が軽い点が主な特徴となる。現在発売されているLED電球は100g以上のものが多いが、本製品では、器具にかかる負担と、ユーザーの交換時における不安を軽減を軽減するために、“業界最軽量クラス”という約68gとした。
「(商品設計の)第一条件は“軽量”。現在のLED電球は、非常に重たく、白熱電球の約5倍もするものもある。お客様からも、長時間の使用だと不安という声があり、できるだけ軽い商品にしようとした」(堀井氏)
このほか、形状は白熱電球と「ほぼ同じ」という55×98mm(直径×高さ)。白熱電球と交換しても、ソケットの口金部が器具に当たる恐れもないという。さらに、光のチラつきが少なく、目にやさしく、テレビやラジオにもノイズが入りにくいという。
「LED電球を携帯電話で撮ると、チラついて写る。従来の蛍光灯は蛍光体の反応が遅いため、点滅の振幅も大きく、問題はなかったが、LEDは応答性が早いので、商品によっては、チラつきが目立つということがあった」(堀井氏)
同社の試算では、白熱電球と交換することで、年間の電気代を60Wタイプで約2,090円削減、40Wタイプで約1,399円節約できるとしている。定格寿命は40,000時間で、約20年間使用できるという(いずれも、1日5.5時間使用した場合)。なお、調光器、密閉型器具には対応しない。
重量は“業界最軽量クラス”という約68g。取り付けやすく、器具への不可も軽減されるという | 本体サイズは55×98mm(直径×高さ)。同社では白熱電球とほぼ同じサイズとしている | チラつきを抑えることで、テレビやラジオにもノイズが入りにくいという |
光色 | 電球色相当 | 昼白色相当 |
品番 | LDA7L-H-TV | LDA7N-H-TV |
本体サイズ(直径×高さ) | 55×98mm | |
重量 | 68g | |
明るさ | 電球60W相当 | |
消費電力 | 6.5W | |
全光束 | 310lm | 420lm |
最大光度 | 71cd | 95cd |
直下の明るさ(1m) | 約71lx | 約95lx |
寿命 | 40,000時間 | |
調光器対応 | - | - |
密閉器具 | - | - |
会場には、歌手の藤本美貴さんと、お笑いコンビ「Wコロン」のねづっちさんが登壇。藤本さんは「LED電球は省エネだし、お財布にもやさしい。しかもイオンのは“業界最安値”で、すごいですよね。LED電球はこれまで高いイメージがあったんですが、最安値で20年もつというのは、買い換える金額がカットできますね」と、主婦ならではのコメント。さらに「年末にむけて、変えてみてはいかがでしょうか」と、買い換えを推奨した。
ねづっちさんは「整いました! イオンのLED電球と掛けまして、スクープと解きます。その心は『得だね~(特ダネ)』」と、持ちネタの即興謎かけを交えつつ、「帰ってすぐ取り換えなければと思いました。いいことづくめですよね」と絶賛した。
(正藤 慶一)
2010年10月4日 17:15