象印、お茶をおいしくする省エネタイプの電気ポット

容量3Lの「CV-PS30」

 象印マホービンは、お茶をおいしくする省エネタイプの電気ポット「優湯生(ゆうとうせい)」シリーズ2機種を9月1日より発売する。希望小売価格は容量が2.2Lの「CV-PS22」が23,100円、3Lの「CV-PS30」が24,150円。

 優湯生シリーズは、お湯を入れる内容器の外側に3層のステンレスを設け、間に真空の断熱層と空気の断熱層を備えた同社独自の断熱構造「スーパーVE構造」を搭載した、省エネタイプの電気ポット。

 CV-PSシリーズでは、従来の断熱構造はそのままに、水を弱アルカリ化させるプラチナナノ粒子を含んだフッ素コーティングを内容器に採用した。弱アルカリ化した水は、茶葉の内側にまで浸透しやすくなるため、お茶などの風味をより引き出すという。

 また、設定した温度で湯沸かし運転を止める「トリプルセーブ湯沸かし」機能を新たに搭載した。この機能は事前に設定した温度に水が達したら湯沸かし運転を止めるという機能で、70℃、80℃、90℃の3段階から温度が設定できる。

 従来では水道水を沸騰させる場合、水道水に含まれるカルキを蒸発させるため、お湯をしばらく沸騰させる人が多かったが、浄水器やミネラルウォーターを利用する人が増え、必ずしもお湯を沸騰させる必要がないため新たに設けた機能だとする。トリプルセーブ湯沸かしでは、お湯を沸騰させないため、蒸気の発生量が抑えられ、時間も短縮できるほか、電気代の節約にもなるという。

 そのほか省エネモードとしては、光センサーが部屋の明るさを感知し、部屋が暗くなると保温ヒーターがオフになる「光省エネモード」、2時間操作をしないと保温ヒーターが自動的にオフになる「省エネモード」などを搭載する。

 本体の保温設定温度は98℃、90℃、80℃、70℃の4段階。さらに、保温ヒーターを使用せずに本体の断熱構造だけでお湯の温度を保つ「まほうびん」モードも備える。給湯モードでは、コーヒーのドリップをする時に便利な「カフェドリップ機能」を搭載する。

 容量2.2LのCV-PS22の本体サイズは、225×310×255mm(幅×奥行き×高さ)。重量は3kg。湯沸かし運転時の消費電力は905W。年間消費電力量は約191kWh。年間の電気代は約4,200円。1日当たりの消費電力量は0.52kWhで、電気代は約11円。本体カラーはプライムシルバー。

 容量3LのCV-PS30の本体サイズは、225×310×295mm(幅×奥行き×高さ)。重量は3.2kg。年間消費電力量は約234kWh。年間の電気代は約5,100円。1日当たりの消費電力量は0.64kWhで、電気代は約14円。





(阿部 夏子)

2009年8月21日 16:32