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現地向けマーケティングで、スゴイことになったプレミアムシーリングファン
(2014/6/17 15:03)
海外市場においては、現地のニーズに即した製品開発が欠かせないと、よく言われる。今回、パナソニックの関連会社であるKDKが、中東のオマーン向けに開発したプレミアムクラスのシーリングファンは、その良い例だ。
今回の製品開発は、日本メーカーらしい徹底した安全性を特徴としている。しかし、注目すべきはデザイン面で、ファンの中心にあるモーター部の金と銀とのリングデザインは、日本メーカーっぽさという枠を越えている。
現地では、このデザインは「まるでケーキのアイシング(デコレーション)のようだ」と好評だという。
これぐらい思い切ったデザインがOKなのであれば、その国の市場に即した製品開発が活発になるだろう。さらに、これまでの発想の枠を越えた製品の登場に期待したい。
たとえば、シーリングファンであれば、縁起の良いものづくしで羽根が回ると吉を呼びこむ高額所得者向け製品とか、回転するたびに陰と陽が巡って徳を高める製品とか、どうでしょう。