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パナソニック、変換効率が19.1%に向上したHIT太陽電池モジュール

~ハーフタイプが陶器瓦や金属屋根に対応

 パナソニックは、HIT太陽電池を使用した住宅用太陽電池モジュール3機種の受注を6月27日に開始する。

 標準サイズの「HIT240α」は、公称最大出力240Wで、変換効率は18.7%、希望小売価格は139,650円。上位機種の「HIT245α」は、19.1%の高い変換率で、公称最大出力を245Wとする。価格は168,000円で、受注生産となる。

 本体サイズは共通で、1580×812×35mm(幅×奥行き×高さ)、重量は15.0kg。いずれも、面積(平方m)当たりでもシステム容量でも、発電量は国内トップクラスとしている。

HIT240α/245α
HITハーフタイプ120α
ハーフタイプを組み合わせた設置イメージ

 また、ハーフサイズの「HITハーフタイプ120α」も同時発売される。公称最大出力は120W、変換効率は18.1%、価格は69,825円。

 ハーフサイズは、標準サイズだけでは、無駄になるスペースに設置するための製品で、余ったスペースを有効活用することで、屋根全体の発電量を増やす。

 従来のハーフタイプでは、設置方法が2工法2方式に限られていたが、120αでは4工法6方式に対応する。これにより、従来は設置できなかった陶器瓦や金属屋根にも設置できるようになった。

 本体サイズは818×812×35mm(同)、重量は8.0kg。

120αは設置方法が増え、従来は対応できなかった陶器瓦などのも対応した

 各製品とも、HIT太陽電池の特徴である、夏場の高温時でも出力低下が少ない点や、パネルの隅にに汚れが溜まりにくい「ウォータードレインコーナーフレーム」構造を継承している。

伊達 浩二