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シャープ、熱中症の危険度が高まると最大風量で運転するタワー型ファン
~DCモーターのリビング扇も
(2013/3/22 17:51)
シャープは、夏の高温・高湿状態や、冬の低温・乾燥状態を見張るタワー型のファン「プラズマクラスタースリムイオンファン PF-FTC1」を、4月中旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は40,000円前後。
前年モデル「PF-ETC1」に次ぐ、タワー型ファンの第二弾。柔らかな風を遠くまで届けるために、独自の送風システム「エアロダイナミックフォルム」を引き続き採用する。これは、本体下部の送風機から本体上部前面の吹き出し口まで、送風経路を少しずつ広げる構造のこと。風速が徐々に低下するため風は柔らかで、また風の吹き出し口の幅を細く絞ることで、5~6m先まで風が届くという。
また、送風経路の内部には、同社の除菌・脱臭イオン「高濃度プラズマクラスターイオン」の放出装置も搭載。同社では「快適な空気環境を創る」としている。イオン濃度は1立方cm当たり25,000個。
新機能としては、夏場など熱中症の危険性が高まる高温・高湿状態になると、音と光で知らせる「みはり機能」を搭載した。本体運転時に高温・高湿レベルが最大まで高まると、自動で最大風量に切り替えて運転する。また、ウイルスが生存しやすい冬の低温・乾燥状態にも、同様に光と音で危険を知らせる。
モーターには消費電力が少なく運転音が静かなDCモーターを採用。最低消費電力は3Wで、最小運転音は17dBとなっている。風量は32段階から選択可。これ以上に強力な風を送る「ハイパワーモード」も用意されており、帰宅時や風呂上がり後でも一気に涼めるという。
風向きは上下・左右にスイング可能。上下スイングは、上約60度、下約20度の自動スイングに加え、リモコン操作で上向き・水平・下向きの3つの角度が選べる。プラズマクラスターイオンの発生機として使う場合は上向きにするなど、季節や生活シーンに適した送風パターンが選べるという。
左右スイングは、約15度/約30度/約60度/約90度/約120度の5段階から選択可能。このうち15度は、一人で使用する時など、自分の周りに集中して風を届ける「パーソナルモード」となる。
本体サイズは240×240×870mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約4kg。消費電力は3~27W。1/2/4/6時間のオン・オフタイマーも備える。プラズマクラスターイオンの適用床面積は約12畳。リモコンも付属する。本体カラーはホワイト系とブラウン系の2色が用意される。
DCモーターでリビングタイプの扇風機も
リビングタイプの扇風機「プラズマクラスター扇風機 ハイポジション・リビングファン PJ-C3DG」も、同時に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は30,000円前後。
高さが820mmから1,110mmまで伸びるリビングタイプの扇風機。夏の高温・高湿状態を見張る「みはり機能」も搭載する。
モーターはDCモーター。羽根には海を渡り数千kmも飛ぶ蝶「アサギマダラ」の形状を応用した7枚羽根を採用。扇風機の羽根の中央付近から効率よく送風することで、ムラの少ない、そよ風のような心地良い風が生み出せるという。
このほか、上向き角度は最大約50度まで固定可能。人に風を当てずに空気を循環することももできる。
本体サイズは370×370×820mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約5.7kg。消費電力は約4.1W~20W。風量切り替えは32段階。1/2/4/6時間のオン・オフタイマーも備える。プラズマクラスターイオンの適用床面積は約12畳。イオン濃度は1立方cm当たり7,000個。リモコンも付属する。本体カラーはグレー系。
PJ-C3DGの下位モデルとして、みはり機能を省いた「PJ-C3DS」も、同時に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は25,000円前後。本体カラーはホワイト系。