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東芝、環形蛍光灯30形と同じサイズ・明るさのフラットユニット形LEDランプ

LEDユニットフラット形 1700シリーズ

 東芝ライテックは、家庭用として多く使われている環形蛍光灯30形とほぼ同等の大きさと明るさを謳うフラットユニット形のLEDランプ「E-CORE(イー・コア) 1700シリーズ」を、12月25日に発売する。昼白色の「LDF21N-GX53」と、電球色の「LDF21L-GX53」が用意され、希望小売価格はいずれも12,600円。

 同社が2009年10月から発売する、薄型構造のGX53口金を採用する光源「LEDフラットユニット形シリーズ」の新モデル。同シリーズは、東芝独自の放熱技術や電源小型化技術を組み合わせることで、LEDならではの薄くコンパクトな形状が特徴。また、電源を内蔵しており、電球を取り替えるように光源が交換できるため、器具の施工後でも、用途や環境に応じて光色が変えられるメリットもある。小型シーリングライトやブラケットの光源として用いられている。

 今回発売する1700シリーズは、サイズが250×30mm(外径×厚さ)、明るさが昼白色で1,700lm、電球色で1,530lmと、環形蛍光灯30形とほぼ同等の大きさと明るさを実現している点が特徴。光り方も環形蛍光灯に近くなるよう、LEDをリング状に配置し、レンズカバーによって配光を制御しているという。

 消費電力は21.3Wで、東芝の環形蛍光灯30形を使用した照明器具の32Wよりも33%少ない数値となっている。また定格寿命は、同社蛍光灯「メロウホワイト FCL30N/28」の6,000時間の約6倍となる40,000時間で、メンテナンスの手間を大幅に削減できるという。同社ではお勧めの使用シーンとして、マンション共用部など夜間長時間使用する場所にお勧めとしている。

 1700シリーズの発売に合わせて、LEDフラットユニット形シリーズ専用の照明器具「屋内用小型シーリング器具」3機種も、12月25日より順次発売する。家庭用玄関ホールなどに多く使われている、環形蛍光灯30形の小型シーリングに置き換えが可能で、45度までの傾斜天井にも取り付けられる。

 希望小売価格は、サイズが335×95mm(直径×高さ)でシェードがアクリルの「LEDG85030」が6,300円。サイズが335×95mm(同)で、銀色の円形トリム(装飾)が付いた「LEDG85031」が7,350円。サイズが350×110mm(同)と大きい「LEDG85903」が9,765円。

 屋内用のほか、屋外用のLEDフラットユニット形シリーズの照明器具も、1月15日に発売される。

フラットユニット形のLEDランプの断面図
専用の照明器具「屋内用小型シーリング器具」も順次発売される

正藤 慶一