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日立、中角配光タイプで光度が“業界トップ”のハロゲン形LED電球

 日立アプライアンスは、中角配光型のハロゲン形LED電球で“業界トップ”の光度を備えたLED電球「LDR7L-M-E11-B」を、12月7日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は6,000円前後。

LDR7L-M-E11-B
パッケージ

 施設や店舗などのスポット照明に使用されているハロゲンランプに置き換えられる、配光角18度の中角タイプのE11口金ハロゲンランプ形LED電球。従来モデル「LDR7L-M-E11-A」よりも明るさを重視した点が特徴で、LEDの搭載数を従来の4個から7個に増やした。さらに、独自開発のレンズ「マルチプレックスレンズ」を改良。最大光度を確保するために中央に配置した光学レンズで配光を絞る一方で、外周に配置した6個の光学レンズで光を広げることで、LEDの光をより効率よく取り出す構造とした。

 これにより、本製品の最大光度は“業界トップ”となる3,000カンデラを達成。60Wハロゲン電球と同じ明るさを実現したという。

新製品と従来モデルとのレンズの違い
新製品と従来モデルの照射光の比較

 また、本体の小型化も図った。マルチプレックスレンズを薄型化し、さらに放熱技術や小型回路を改良することで、本体サイズは50×65mm(外径×高さ)と、同社60Wハロゲン電球の50×62mm(同)に近い大きさとなった。

 消費電力は7Wで、定格寿命は40,000時間。同社60Wハロゲン電球と比べると、約1/8に省エネでき、約13倍の長寿命になるという。

 全光束は550lm。光色は電球色相当。

従来モデル、ハロゲン電球とのサイズ比較
ハロゲン電球と比べて、電気代は約1/8に、寿命は約13倍になるという

 このほかハロゲン形LED電球のラインナップとして、配光角が11度と狭角タイプの「LDR7L-N-E11-B」、配光角が30度と広角タイプの「LDR7L-W-E11-B」も、同時に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格はすべて6,000円前後。

正藤 慶一