日立マクセル、スマホも充電できるニッケル水素電池の充電器

~緊急時にはアルカリ乾電池も利用可

 日立マクセルは、USB出力付きでスマートフォンの充電もできる単三/単四形兼用のニッケル水素電池充電器「ecoful CHARGER(エコフルチャージャー)」を、7月14日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は充電本数が4本の「MHRC-300」が3,800円前後、2本の「MHRC-150」が2,300円前後。

電池が4本まで投入できる「MHRC-300BK.4P」(左)と「MHRC-300WH.4P」(右)2本まで投入できる「MHRC-150WH.2P」(左)と「MHRC-150PK.2P」(右)

 単三/単四のニッケル水素電池が充電できる充電器で、本体にUSB出力端子を搭載することで、本体内にセットした電池の電気を、スマートフォンへ送れる点が特徴。ニッケル水素電池4本タイプを使えば、電池容量1,500mAhのフル充電もできるという。

 また、パッケージには日立マクセルのニッケル水素電池「ecoful(エコフル)」の単三形も付属。電池を充電して出荷しているため、買ってすぐ使えるという。

 電池の充電には、付属のmicro USB-USBケーブルを使用。パソコンなどのUSBポートからニッケル水素電池が充電できる。充電中は本体に赤いLEDが、充電完了時は緑色のLEDが点灯する。USB出力時は、端子部が青く点灯する。充電器本体には、コンセントに接続するプラグは用意されない。

USBケーブル接続時のイメージ。左がニッケル水素電池の充電時、右がスマートフォンの給電時
スマートフォンを充電する際には、同じく日立マクセル製の電池が推奨されえている

 このほか緊急時向けの機能として、アルカリ電池を使ってのスマートフォンへの給電にも対応する。なお、アルカリ乾電池の充電はできない。充電しようとした場合、充電器の自動検知により充電を停止する。

 4本入り「MHRC-300」の本体サイズは70.5×22.9×100mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約88g。入力・出力はいずれも最大1A(1,000mA)。電池充電時の電流は平均450mA。単三ニッケル水素電池「ecoful」4本と、長さ50cmのmicro USB-USBケーブルが付属する。本体カラーはブラックとホワイト。

 2本入り「MHRC-150」の本体サイズは40.5×22.9×100mm(同)で、重量は約56g。入力・出力はいずれも最大500mA。電池充電時の電流は平均450mA。単三の「ecoful」2本と、長さ50cmのmicro USB-USBケーブルが付属する。本体カラーはホワイトとピンク。

  ニッケル水素電池の充電時間の目安は、単三形で容量2,000mAhの「ecoful MHR-3SAY」が約6時間、単三形で容量950mAhの「ecoful lite MHR-3LAY」が約3時間。単四形で容量750mAhの「ecoful MHR-4SAY」が約2時間。






(正藤 慶一)

2012年6月26日 13:13