A&D、熱中症の危険を知らせる小型測定器「熱中症みはりん坊」

熱中症みはりん坊 AD-5688

 エー・アンド・デイは、熱中症の危険をブザーとランプで知らせる測定器「熱中症みはりん坊 AD-5688」を、5月25日に発売した。希望小売価格は3,570円。

 熱ストレスによって発症する熱中症を未然に防ぐための測定器。本体のモニターでは温度や湿度のほか、温度と湿度を基に算出した熱中症指数(WBGT値)も表示する。この熱中症指数が28℃、または31℃に達すると、自動的に本体のランプが点灯、アラームも作動する。また、日本気象学会に準拠した「危険/厳重警戒/警戒/注意」という4段階の警告レベルも表示する。

 運転モードにはこのほか、熱中症指数のアラーム値が21℃~60℃の範囲で変更できる「設定モード」も用意される。また、1分から4時間のタイマー機能も用意され、運動や労働、休憩時間などそれぞれの条件に適した時間管理も簡単にできるという。

 同社では、節電の影響により熱中症発症の可能性が高まっており、その予防が今年の大きな課題としている。そのうえで、本製品について「小型で壁掛けや携帯に便利」「お求めやすい価格」としており、利用シーンには、乳幼児や年配者の部屋・寝室、学校などの公共施設、作業現場や介護施設を挙げている。

 なおWBGT値は、本来は温度・湿度に加えて輻射熱も用いて算出されるが、本製品では独自の計算アルゴリズムを搭載しているため、太陽輻射のない場所でも使用できるという。

 本体サイズは47×12.5×82mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は40g。本体から10cm離れた場合のアラーム音量は約70dB。電源はコイン型リチウム電池の「CR2032」1個。付属品は電池とストラップ。






(正藤 慶一)

2011年5月25日 12:53