ダイキンもエアコンのリサイクル料金を2,100円に値下げ

ダイキンのエアコンの最新モデル「うるるとさらら Rシリーズ」

 ダイキン工業は、家庭用エアコンのリサイクル料金を、4月1日より2,100円に値下げすると発表した。

 エアコンを廃棄する際には、家電リサイクル法に基づく所定のリサイクル料金を、ユーザー側が負担する必要がある。ダイキンではこのリサイクル料金を、4月1日より現行の1台あたり2,625円から2,100円に改定する。

 ダイキンでは料金改定の理由として、リサイクルプラントでの処理の効率化、金属資源の安定、エコポイント制度による処理台数の増加により、収支が改善する見通しになったことを挙げている。

 ダイキンのエアコンのリサイクル処理台数は、2009年度で約16万6千台。再資源率(収集した量に対するリサイクル量の割合)は84%で、内訳は鉄(42%)、銅(8%)、アルミ(7%)、非鉄・鉄混合物(34%)、その他有価物(9%)。残りの16%は産業廃棄物。

 なお、パナソニックも同様の理由で、エアコンのリサイクル料金を、4月より2,625円から2,100円に引き下げると発表している。





(正藤 慶一)

2011年1月31日 15:12