タイガー、ファンで熱を循環させるIH炊飯器「土鍋釜」

炊きたて 土鍋釜 JKN-A100

 タイガー魔法瓶は、ファンで熱を循環させるIH炊飯器「炊きたて 土鍋釜 JKN-A型」を9月1日より発売する。希望小売価格は5.5合炊きの「JKN-A100」が115,000円、8合炊きの「JKN-A150」が117,600円前後。

 内釜に土鍋を採用した、同社の最高級クラスに当たる炊飯器。土鍋釜は蓄熱性が高く、一度沸騰すると電力をOFFにしても沸騰状態が続くため、金属釜と比べると約5倍の沸騰連続時間を保てるという。沸騰時間を長く保つことで、米のα化を促進し、あまみのあるごはんを炊くことができるという。

 新モデルのJKN-A型では、沸騰後の火力を長く維持するために、熱風循環ファンを本体背面の左右に設置した。沸騰時と蒸らし前半の工程で、循環ファンが交互に30秒づつ回転し、6つの送風孔から釜全体を包み込むように熱風を送る。これにより、沸騰時の加熱量は従来の約2.3倍、蒸らし工程の加熱量は約2.1倍となり、ムラのないふっくらとしたごはんを炊くことができるという。

釜を包みこむように熱風を送ることで、沸騰後の火力を維持する

 運転中の温度や火力は、温度変化を細かく検知する「極(きわみ)センサー」によって、細かく制御される。また、内蓋には、炊飯中に発生する蒸気を回収し、うまみ成分である「おねば」だけを中に戻す「旨み二重ふた」を採用する。

 炊飯メニューとしては、「雑穀ごはん」「五目ごはん」「豆ごはん」「おこわ」「玄米」「おかゆ」などのほか、ビーフシチューなどの煮込み料理が作れる調理コースを搭載する。また、お焦げが作れる火力調整機能や、省電力で炊き上げる「エコ炊きメニュー」も備える。

 使いやすさの面では、画面が見やすい「ホワイトバックライトのフルドット液晶」を採用。使い方を音声でガイドする「音声ガイド」機能も備える

 5.5合炊きの「JKN-A100」の本体サイズは、274×355×219mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は5.4kg。最大消費電力は1,180W。炊飯1回当たりの消費電力量は156Wh。本体カラーはメタリックブラウン。

JKN-B100

 下位機種として、熱風循環ファン機能、ホワイトバックライト液晶などを省略した「JKN-B100/150」も同時発売する。希望小売価格は5.5合炊きの「JKN-B100」が84,000円、8合炊きの「JKN-B150」が86,100円。本体カラーはホワイト。






(阿部 夏子)

2010年8月20日 15:35