日立、温風で巻き髪を作るマイナスイオンヘアードライヤー

ふわまき DR-N6010
 日立リビングサプライは、温風で巻き髪を作るマイナスイオンヘアードライヤー「ふわまき DR-N6010」を9月1日より発売する。希望小売価格は17,850円。

 女性に人気の巻き髪を温風で作るマイナスイオンヘアードライヤー。一般的に、巻き髪を作るときは高熱のプレートを髪に直接当てて、髪にクセをつけるヘアーアイロンがよく用いられている。ヘアーアイロンは髪に直接高熱のプレートを当てるため、髪が傷みやすいという問題があった。

 そこで、同社では、髪へのダメージを少なくするために、プレートの熱ではなくてドライヤーの温風を利用して巻き髪を作る「風まきアイロン」機能を新たに開発した。

ヘアスタイルの多様化に伴って売り上げが好調なヘアアイロン。だが、髪が傷みやすいという問題があった温風で熱を加えることによって、ムラが少なくなるという。左がヘアアイロンで髪を巻いている時の温度分布、右がDR-N6010

 本体はカールタイプのヘアアイロンと同様の形状を採用しており、髪を抑えるクリップも付属する。電源を入れると、約100℃の温風が本体内側から発生し、髪にクセをつける。温風で熱を加えることで熱が偏ることなく、髪全体を温めることができ、均一で柔らかなカールを作ることができるという。また、ヘアアイロンのように予熱の必要がないため、時間の短縮にもなるとしている。

 また、髪へのダメージを抑えるために、本体にマイナスイオン発生機構を搭載している。使用時には筒部分に設けられた4つのイオン吹き出し口からイオンが発生するため、髪の水分量を維持しながらセットできるとしている。

製品と付属品のカーラーカールタイプのヘアアイロンと同様の形状を採用している操作ボタン。風量はHIGH/CARE/COOLの3段階で調節できる

製品パッケージ専用のスタンドが付属する風巻きアイロンを取り外したところ

 髪のトップやサイド部分をセットする専用のカーラーも付属する。カーラーは、本体の筒部分にセットし、温風で約30秒温めてカーラーを約65℃まで温める。その後、カーラー内部に残った熱で髪にクセをつけるというもの。通常のカーラーよりも蓄熱効率を高めるために内部にフィンを設け、加熱効率の良いアルミシートを採用している。

使用するときは本体の筒部分に差し込んでカーラー本体を温風で温める。カーラーには適温を感知すると、色がピンクに変わる適温マークが付いている適温になったカーラーを頭頂付近の髪に巻いていくカーラー表面には面ファスナーが採用されているため、止めピンなどを使う必要はない
頭にカーラーをセットした状態で、サイドの髪をセットできるので時間の短縮にもなるとしている約20~30秒温風を出すと、髪にクセがついて巻き髪ができる仕上がり

 使いやすさの面では、止めピンなどを使用しなくてもカーラーが髪に固定するように、外側の素材に面ファスナーを採用したほか、適温になると色が変わる「適温マーク」を設けた。また、カーラーを温めている時に便利な専用スタンドが付属する。カーラーの種類は直径35mmと40mmの2種類が各2本づつ付属する。

温風でカーラーを温めることでカーラーがムラなく均一に温まるという蓄熱効果を高める内部構造を採用しているため、3分後もカーラー内部に熱が残っている
直径40mmと35mm。2種類のカーラーが付属する髪が固定しやすいように表面には面ファスナーを採用している蓄熱効率を高めるために内部にはフィンが搭載されている

 そのほか、本体には髪の流れを整えるために使用する「ブローブラシ」が付属する。

 本体サイズは50×300mm(直径×長さ)で、アイロン装着時の重量は約370g。消費電力は600W。本体カラーはブラック。

 下位機種として直径35mmのカーラーとブローブラシを省略した「DR-N6000」を同時発売する。希望小売価格は14,700円。本体カラーはホワイトとピンクの2色。

九州日立マクセル株式会社 開発本部 寒竹 真由美氏

 製品の開発に関わった九州日立マクセル株式会社 開発本部 寒竹 真由美氏は、「こんな製品があったら良いのにね。という女性同士の世間話から生まれた製品。髪へのダメージや、製品の使いやすさなどとことん女性目線にこだわった製品です」と製品についての想いを語った。






(阿部 夏子)

2009年7月31日 15:53